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【1月〜12月対応】月別ビジネス挨拶文の例文と使い分けポイント

挨拶例文

ビジネスの場では、メールや書状の冒頭に「季節の挨拶」を添えることが一般的です。

しかし、いざ書こうとすると「毎月どのような言葉を使えばいいのか分からない」「同じ表現ばかりになってしまう」と悩む方も多いのではないでしょうか。

月ごとの季節感を取り入れた挨拶は、相手に丁寧な印象を与えるだけでなく、心のこもったコミュニケーションにもつながります。

本記事では、1月〜12月までの月別ビジネス挨拶文例と、使い分けのポイントをわかりやすく紹介します。

ビジネス挨拶文の基本構成

ビジネスの書状やメールでは、以下の流れを意識すると自然にまとまります。

  1. 季節の挨拶
     例:「新春の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます」
  2. 相手の健康や発展を願う言葉
     例:「貴社ますますご繁栄のことと存じます」
  3. 本文へのつなぎ
     例:「さて、このたびは〜」

👉 季節の挨拶は、月や行事に合わせて使い分けることが大切です。

【1月〜12月】月別ビジネス挨拶文例

参考記事:【時候の挨拶】季節別の例文一覧|春夏秋冬・月別に使える文例集

1月(睦月)

  • 「新春の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。」
  • 「厳寒の折、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。」

👉 年始のご挨拶や寒中見舞いで使用。

2月(如月)

  • 「余寒の候、貴社におかれましてはますますご清栄のことと存じます。」
  • 「立春とは名ばかりの寒さが続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。」

👉 「余寒の候」が定番。冬から春への移り変わりを表現。

3月(弥生)

  • 「早春の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。」
  • 「日ごとに春めいてまいりましたが、皆様ご健勝にお過ごしのことと存じます。」

👉 卒業・年度末に向けた挨拶で活用しやすい。

4月(卯月)

  • 「陽春の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」
  • 「桜花爛漫の折、皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。」

👉 入学・入社・新年度の始まりを意識した表現に。

5月(皐月)

  • 「新緑の候、貴社いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。」
  • 「風薫る季節、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。」

👉 ゴールデンウィーク後の挨拶や初夏の便りに最適。

6月(水無月)

  • 「梅雨の候、貴社いよいよご盛栄のことと存じます。」
  • 「長雨のみぎり、皆様におかれましてはご健勝にてお過ごしのことと拝察いたします。」

👉 梅雨を意識した表現が好まれる。

7月(文月)

  • 「盛夏の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。」
  • 「酷暑の折、皆様におかれましてはご自愛専一にてお過ごしください。」

👉 暑中見舞いや夏季休暇前の挨拶に使いやすい。

8月(葉月)

  • 「残暑の候、貴社いよいよご隆盛のことと存じます。」
  • 「立秋とは名ばかりの暑さが続いておりますが、皆様ご健勝にお過ごしでしょうか。」

👉 お盆明けのビジネスメールでよく使われる。

9月(長月)

  • 「初秋の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」
  • 「朝夕の涼しさに秋の気配を感じる折、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。」

👉 季節の変わり目を意識した表現に。

10月(神無月)

  • 「秋冷の候、貴社いよいよご隆盛のことと存じます。」
  • 「錦秋の折、皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと拝察いたします。」

👉 秋の深まりを意識した挨拶に適している。

11月(霜月)

  • 「晩秋の候、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。」
  • 「霜降る季節となりましたが、皆様お健やかにお過ごしでしょうか。」

👉 年末に向けた挨拶に移行する時期。

12月(師走)

  • 「歳末の候、貴社ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。」
  • 「ご多忙の折、皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。」

👉 年末のご挨拶、取引先への締めくくりにふさわしい。

参考記事:【時候の挨拶】季節別の例文一覧|春夏秋冬・月別に使える文例集

英語での月別ビジネス挨拶例

国際取引先や海外拠点とのやり取りでは、英語でも季節感を込めた表現を加えると印象が良くなります。

  • 1月Happy New Year. I wish you continued success and prosperity.
    (新年あけましておめでとうございます。本年もますますのご発展をお祈りいたします。)
  • 3月With the coming of spring, I hope this season brings you good health and happiness.
    (春の訪れとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。)
  • 6月As the rainy season begins, I hope you are doing well despite the humid weather.
    (梅雨入りの季節ですが、変わらずお元気でお過ごしのことを願っております。)
  • 8月Although the summer heat is severe, I hope this message finds you well.
    (厳しい暑さが続いておりますが、皆様がお健やかであることを願っております。)
  • 12月As the year draws to a close, I sincerely appreciate your support and wish you a prosperous New Year.
    (年の瀬にあたり、平素のご支援に心より感謝申し上げるとともに、来る年のご発展をお祈りいたします。)

👉 英語では「季節+健康・繁栄を祈る」が基本の構成です。

社内メールでのカジュアル版

堅苦しい表現は社内では浮いてしまうこともあります。メールでは、短い一言で季節感を出せば十分です。

  • 1月:「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」
  • 4月:「新年度が始まりましたね。今年度も一緒に頑張りましょう。」
  • 7月:「暑い日が続きますね。体調に気をつけてお過ごしください。」
  • 10月:「朝晩冷えてきました。体調を崩されないようご自愛ください。」
  • 12月:「今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。」

👉 社内メールは、気軽な声掛け+健康を気遣う言葉を心がけましょう。

そのまま使えるビジネス挨拶テンプレート集

外部向け(取引先など)

「〇〇の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」

参考記事:【時候の挨拶】季節別の例文一覧|春夏秋冬・月別に使える文例集

社内向け(上司・同僚)

「〇〇の季節となりました。体調にお気をつけてお過ごしください。」

メール用(簡易版)

「いつもお世話になっております。〇〇の折、ますますご健勝のことと存じます。」

英語版

  • Formal: I hope this message finds you well during this [season].
  • Casual: Wishing you good health and success this [month].

月別挨拶文の使い分けポイント

社内メールでは簡略化も可
 例:「いつもお世話になっております。厳寒の折、どうぞご自愛ください。」

時候の挨拶は「候」「折」「みぎり」を使い分ける
 - 形式的:〇〇の候
 - やや柔らかく:〇〇の折
 - 季節を感じる:〇〇のみぎり

参考記事:【時候の挨拶】季節別の例文一覧|春夏秋冬・月別に使える文例集

地域差を意識する
 北海道・東北と九州・沖縄では季節感が異なるため、無理のない表現を選ぶと良い。

まとめ

月別のビジネス挨拶文は、相手との関係性・媒体・場面に合わせて選ぶことが大切です。

  • 外部宛はフォーマルに「候」を使う
  • 社内宛やメールは簡潔に一言でOK
  • 英語では「健康と成功を祈る」形がベース

例文やテンプレートを活用すれば、毎月の挨拶文に悩むことはなくなるでしょう。

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