「タイ米に切り替えたら体重が落ちた」「日本米より太りにくい気がする」──そんな声を耳にしたことはありませんか?
長粒種と呼ばれるタイ米は、日本で一般的な短粒種(コシヒカリなど)と比べて食感や成分が異なり、ダイエット向きといわれることがあります。
本記事では、タイ米と日本米の違いを栄養面やGI値の観点から整理し、なぜ「痩せやすい」と言われるのかを解説。
さらに、ダイエットに活かす食べ方のコツも紹介します。
タイ米と日本米の違い
粒の特徴
- タイ米(インディカ米):細長い長粒種。パラっと炊き上がり、軽い食感。
- 日本米(ジャポニカ米):丸みのある短粒種。モチモチして粘りが強い。
主な成分比較(100gあたりの炊飯後)
項目 | タイ米 | 日本米 |
---|---|---|
カロリー | 約130kcal | 約168kcal |
糖質量 | 約28g | 約37g |
水分量 | 多め(パラっと軽い) | 少なめ(しっとり重い) |
※数値は品種や炊き方により前後しますが、一般的にタイ米の方が軽めです。
タイ米で痩せやすいと言われる理由
1. GI値が低め
GI値(血糖値の上がりやすさの指標)は、タイ米は 低〜中GI、日本米は 中〜高GI とされます。血糖値の急上昇を抑えることで脂肪が蓄積しにくくなる点が、ダイエット効果につながると考えられます。
2. 噛む回数が増える
パラっとして粘りが少ないため、飲み込むまでに自然と噛む回数が増えます。よく噛むことで満腹感を得やすく、食べすぎ防止になります。
3. 油やスパイス料理と相性が良い
タイ料理やエスニック料理と一緒に食べることが多いため、野菜やたんぱく質をバランスよく摂取しやすくなります。日本米のように「白米だけをおかずに食べる」という状況が少ないのもポイント。
4. 水分量が多く軽い
炊き上がりが軽いため、同じ茶碗一杯でも日本米より糖質量が少なく、自然とカロリーカットにつながります。
タイ米ダイエットを成功させるコツ
1. 主食をタイ米に置き換える
無理に量を減らすより、主食をタイ米に変えるだけでも摂取カロリーが下がります。
2. 炒めずシンプルに食べる
チャーハンや揚げ物と組み合わせるとカロリーが増えるため、蒸し料理やスープと合わせるのがおすすめ。
3. タンパク質と一緒に
鶏むね肉や魚介類、豆腐などと合わせると、満腹感を保ちながら栄養バランスも整います。
4. 夜は控えめに
夜に糖質を多く摂ると脂肪に変わりやすいため、夕食では茶碗半分に減らすなど工夫すると効果的です。
注意点
- 食べすぎれば太るのは同じ
日本米より軽いとはいえ、糖質食品であることに変わりはありません。適量を守ることが大切です。 - 栄養バランスを意識
米だけに頼らず、野菜やたんぱく質と組み合わせることで健康的に痩せられます。
まとめ
タイ米は日本米に比べてカロリーや糖質が少なめで、GI値も低いため「痩せやすい米」として注目されています。
食感が軽いため食べすぎを防ぎ、噛む回数も自然に増える点もダイエット向きの理由です。
ただし、過信せず適量を守りつつ、バランスの良い食事と組み合わせることが大切。
主食を工夫するだけで、無理なく健康的にダイエットを続けることができます。