冬になると手軽に楽しめる果物として人気のみかん。
🍊「箱で買ったけれど、冷蔵庫に入れるべき?」
🍊「常温で置いていたらカビてしまった…」
といった経験はありませんか。
実は、みかんは保存方法次第で甘さや日持ちが大きく変わる果物です。
特に常温保存は、正しく行えばみかん本来の甘みを保ちやすく、もっとも自然でおすすめの方法でもあります。
この記事では、みかんの常温保存方法を初心者にもわかりやすく解説し、長持ちさせるコツ、よくある失敗例、冷蔵・冷凍保存との使い分けまでを詳しく紹介します。
みかんを最後までおいしく食べ切りたい方は、ぜひ参考にしてください。

みかんは常温保存が基本と言われる理由
結論から言うと、みかんは本来、常温保存に向いた果物です。
昔から家庭では、段ボール箱やかごに入れて保存されてきました。
なぜ常温保存が向いているのか
みかんは低温に弱く、冷やしすぎると「低温障害」を起こしやすくなります。低温障害が起こると、
といった変化が起こります。
そのため、冷えすぎない環境での常温保存が、みかんの甘さを保つうえで重要なのです。
みかんの常温保存が向いているケース
次のような条件に当てはまる場合は、常温保存がおすすめです。
特に冬の寒い時期は、暖房を使わない部屋であれば、常温保存がもっとも失敗しにくい方法です。
✅暖房の効いた室内や、少量保存の場合は
▶︎みかんの冷蔵保存方法も検討してみましょう。
【基本】みかんの正しい常温保存方法
ここからは、失敗しにくい基本の保存手順を解説します。
保存前に必ずやるべき下準備
常温保存で最も大切なのは、保存前のチェックです。

1個の傷みが、全体に広がる原因になります。
置き場所の選び方
みかんの常温保存に適した場所は次の通りです。
玄関、廊下、暖房の入らない部屋などが適しています。

保存時の向きと並べ方
- ヘタを下にして置く
- 重ねすぎない
- 可能であれば一段に並べる
ヘタ部分は傷みやすいため、下向きにすることで負担を減らせます。
箱買いしたみかんの常温保存のコツ
段ボール箱で購入した場合は、ひと工夫するだけで持ちが大きく変わります。
段ボールのまま保存する場合

かごや別容器に移すのがおすすめ
箱から出して、
に移し替えることで、通気性が良くなり、カビを防ぎやすくなります。
みかんの常温保存期間の目安
正しく保存した場合の目安は以下の通りです。
ただし、品種や状態、室温によって前後します。
✅暖房の効いた室内や、少量保存の場合は
▶︎みかんの冷蔵保存方法も検討してみましょう。
劣化サインの見分け方
次の状態が見られたら、早めに食べるか処分しましょう。
みかんの常温保存でよくある失敗
⚠️NG例① 洗ってから保存する
水分が残ることで、カビが発生しやすくなります。
⚠️NG例② 暖房の近くに置く
乾燥と温度上昇で、一気に傷みやすくなります。
⚠️NG例③ 傷んだみかんを放置する
1個の腐敗が、周囲に広がる原因になります。
常温・冷蔵・冷凍保存の使い分け
みかんは状況に応じて保存方法を切り替えるのが理想です。
- 常温保存:甘さ重視・短期
- 冷蔵保存:暖房の効いた部屋・中期
- 冷凍保存:長期保存・大量消費
常温で保存しきれないと感じたら、早めに冷蔵や冷凍へ切り替えましょう。
まとめ|みかんは常温保存で甘さを楽しもう
みかんの常温保存は、正しい方法を守れば、もっとも甘さを保ちやすい保存方法です。
この3点を意識するだけで、みかんを最後までおいしく楽しめます。
ぜひご家庭の環境に合わせて、上手に常温保存を取り入れてみてください。
