ビジネスシーンでは、退職・異動・最終出社・プロジェクト終了・取引終了など、さまざまな「別れ」の瞬間があります。
そんなときに欠かせないのが、相手に失礼なく、かつ丁寧な印象を残す別れのあいさつ文です。
しかし「どこまで書けばいい?」「形式は?」「例文が知りたい」と悩む方も多いはず。
本記事では、ビジネスで使える別れのあいさつ文を、シーン別に分かりやすく解説し、すぐに使える例文を多数紹介します。
メール・口頭どちらにも応用できるため、ビジネスマナーとしてぜひ押さえておきましょう。
■ 退職時の別れのあいさつ文(メール例文・ポイント)
● 退職挨拶文を書くときのポイント
退職時のあいさつ文は、社内向け・社外向けで構成が少し異なります。共通するポイントは以下の通りです。
● 社内向け退職メール例文
お疲れ様です。○○部の△△です。
私事で恐縮ですが、このたび一身上の都合により、◯月◯日をもちまして退職することとなりました。
在職中は、皆さまから温かいご指導とご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
未熟な点も多く、ご迷惑をおかけしたこともあったかと思いますが、皆さまのおかげで多くの経験を積むことができました。
皆さまのさらなるご活躍をお祈りしております。
短い間ではございましたが、本当にありがとうございました。
● 社外向け退職メール例文
株式会社○○
△△様
いつも大変お世話になっております。□□株式会社の◇◇です。
私事で恐縮ですが、◯月◯日をもちまして退職することとなりました。
在職中は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
後任は○○が務めます。引き続き変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。
貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
■ 異動・転勤時の別れのあいさつ文
● 異動時のポイント
異動の場合、「離れるけれど会社には残る」ため、退職よりも前向きな内容にするのが基本です。
● 異動のあいさつ文例
お疲れ様です。○○部の△△です。
このたび、◯月◯日付で□□部へ異動することになりました。
本部署では多くの学びと経験をいただき、大変感謝しております。
新しい環境でも精一杯努めてまいりますので、今後とも変わらぬご指導を賜れますと幸いです。
これまで誠にありがとうございました。
■ 取引終了時の別れのあいさつ文(ビジネスメール)
● 取引終了で大切なポイント
● 取引終了の例文
株式会社○○
△△様
平素より大変お世話になっております。□□株式会社の◇◇です。
このたび、◯月◯日をもちまして御社との取引が終了となります。
これまで多大なるご支援・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
またご縁がございましたら、ぜひよろしくお願い申し上げます。
貴社のさらなるご発展を心よりお祈りいたします。
■ プロジェクト終了時・チーム解散時のあいさつ文
● ポイント
● プロジェクト終了の例文
お疲れ様です。プロジェクト△△の□□です。
本日をもちまして、本プロジェクトが無事完了いたしました。
皆さまのご尽力により大きな成果を挙げることができ、心より御礼申し上げます。
また別のプロジェクトでご一緒できることを楽しみにしております。
引き続きよろしくお願いいたします。
■ 口頭でのあいさつに使える簡潔フレーズ集
短い別れの言葉が必要なときにも活用できます。
■ まとめ
ビジネスの「別れのあいさつ文」は、シーンごとに適切な構成とマナーを押さえることが重要です。
退職・異動・取引終了など、状況は違っても共通して大切なのは、感謝・今後への前向きな姿勢・丁寧な締めくくりの3点です。
本記事の例文をベースにすれば、失礼なく相手に好印象を与えることができます。
実際の状況に合わせてアレンジしながら活用してみてください。
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