ついに迎えた退職日当日。
「何時に挨拶すればいい?」「服装や身だしなみは?」「どんな態度で過ごせばいい?」など、最後の日だからこそ迷うことが多いですよね。
退職日当日は、あなたの印象が**“職場に残る最後の日”**でもあります。
この一日をどう過ごすかで、会社や同僚からの印象が大きく変わるのです。
この記事では、**退職当日にやるべきこと・避けるべきことを網羅的にまとめた「行動チェックリスト」**を紹介します。
オフィス・店舗・派遣・バイトなど、どんな職場にも共通するマナーを具体例とともに解説します。
退職日当日にやるべきこと一覧【チェックリスト】
項目 | 内容 | タイミング |
---|---|---|
① 身だしなみを整える | 最後の日ほど印象が残る。清潔感重視。 | 出勤前 |
② 挨拶をする順番を決める | 上司 → 同僚 → 関係部署 → チームの順 | 出勤後〜終業前 |
③ 引き継ぎ最終確認 | メモ・資料・共有事項を最終チェック | 午前中 |
④ 会社備品を返却 | IDカード・制服・鍵・PCなど | 午後 |
⑤ ロッカー整理・デスク清掃 | 持ち物・ゴミを残さない | 午後 |
⑥ 最後の挨拶をする | 感謝+前向きな言葉で締めくくる | 終業前 |
⑦ 感謝のメッセージ(メールやLINE)を送る | 社内・顧客にお礼を | 退勤後 or 翌朝 |
午前の過ごし方|「支度」と「引き継ぎ」で静かに始める
▶ 1. 出勤前の身だしなみチェック
退職日だからといってラフな格好はNG。
「いつもより少し丁寧に」を意識しましょう。
男性:
女性:
💡ポイント:
最後の日は“お別れの写真”を撮る機会も多いので、身だしなみは特に大切です。
▶ 2. 午前中は「引き継ぎ最終チェック」に集中
引き継ぎが済んでいても、もう一度確認しておきましょう。
一言添えると好印象:
「何か不明点があれば、いつでもご連絡ください。」
💡注意:
自分の私物データ(写真・私的メールなど)は必ず削除。
退職後の個人情報漏洩トラブルを防ぎましょう。
昼の過ごし方|「感謝」を伝えるタイミングを逃さない
▶ 3. ランチタイムに自然な形で挨拶を
正式な挨拶の前に、ランチなどのタイミングで軽くお礼を伝えるのもおすすめです。
「今日で最後なので、今までありがとうございました。」
「お世話になりました。〇〇さんには本当に助けていただきました。」
💡ポイント:
▶ 4. 差し入れ・お菓子を配る場合のマナー
退職日にお菓子を配るのは慣例的なマナーです。
ただし、「渡すこと」よりも「感謝の気持ちを伝えること」が目的です。
おすすめ差し入れ:
「短い間でしたが、お世話になりました。感謝の気持ちを込めて。」
💡NG例:
午後の過ごし方|「片付け」と「感謝」で締める
▶ 5. デスク・ロッカーの整理整頓
職場を去るときは「来たときよりきれいに」。
忘れ物・ゴミを残さないのがマナーです。
チェックリスト:
💡退職後、「〇〇さんの書類が残ってたよ」と言われるのは意外と多いトラブル。
最後に必ずダブルチェックしましょう。
▶ 6. 上司・チームへの最終挨拶(例文付き)
終業の1時間前〜退勤直前がベストタイミング。
明るく・短く・感謝を込めて伝えます。
▶ 上司への挨拶例
「お忙しいところ失礼します。
本日が最終日となります。
在職中は多くのご指導をいただき、本当にありがとうございました。
今後とも〇〇部の皆様のご活躍をお祈りしております。」
▶ チーム・同僚全員への挨拶例
「皆さん、今まで本当にお世話になりました。
たくさん助けていただき、感謝しています。
これからも頑張ってください!私も新しい環境で頑張ります。」
💡最後に笑顔で「ありがとうございました」と一言。
深く頭を下げると誠実な印象で終えられます。
退勤後・翌日までにやること
▶ 7. 感謝メール・LINEを送る
退職当日に挨拶できなかった人や、お世話になった他部署の方には、感謝のメールを送りましょう。
▶ メール例文
件名:退職のご挨拶(〇〇部 〇〇)
○○部の皆さま
お世話になっております。〇〇です。
このたび、〇月〇日をもちまして退職いたしました。
在職中は多くのご指導・ご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
新しい環境でも、ここで学んだことを活かして頑張ってまいります。
本当にありがとうございました。
敬具
▶ 8. 退職後の手続き確認(社会保険・書類)
退職翌日以降に必要な手続きを忘れずに行いましょう。
💡派遣・パート・アルバイトの場合も同様に、派遣元・本社への確認を忘れずに。
退職日当日にやってはいけないNG行動
最後の日に“うっかり失敗”しないよう、以下の行動には注意しましょう。
NG行動 | 理由・リスク |
---|---|
感情的な発言・愚痴 | 職場の雰囲気を悪くする。印象が台無し。 |
無断で早退・遅刻 | 最後の日こそ時間厳守。信頼を失う。 |
SNSでの退職報告 | 社内ルール違反やトラブルのもと。 |
記念撮影で浮かれる | 雰囲気を見て、節度を保つ。 |
まとめ|退職日の過ごし方ひとつで“印象”が決まる
退職日は、あなたの社会人としての印象が最も強く残る日です。
どんな理由で辞めるにしても、
最後の1日を「感謝と誠意」で過ごすことが、何よりのマナーです。
丁寧に引き継ぎ、明るく挨拶し、清潔に去る。
それだけで、「あの人と働けてよかった」と思ってもらえるはずです。
退職はゴールではなく、新しいスタート。
笑顔で締めくくり、次のステージへ自信をもって踏み出しましょう。
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