忙しいときや一人暮らしの強い味方である「レトルトカレー」。
手軽で美味しく、ついつい常備している人も多いですよね。
しかし一方で、「レトルトカレーは体に悪い」「危険な添加物が入っている」といった声を耳にすることもあります。
果たしてレトルトカレーは本当に危険なのでしょうか?
この記事では、レトルトカレーに含まれる気をつけたい成分と、安心して食べられる代替商品や選び方のポイントを解説します。
レトルトカレーが「体に悪い」と言われる理由
1. 食塩(ナトリウム)の過剰摂取
- レトルトカレー1食あたり、2.5〜4.0g程度の食塩を含む商品が多い。
- 日本人の1日の食塩摂取目標は男性7.5g未満、女性6.5g未満(厚労省基準)。
- 主食のご飯や他のおかずと組み合わせると、簡単にオーバーしてしまう。
2. 脂質・カロリーが高い
- バターや油脂が多く使われているため、脂質が高め。
- 食べすぎると肥満や生活習慣病リスクに。
3. 添加物の使用
- 増粘剤、カラメル色素、香料などが含まれる場合がある。
- 適量なら問題ないとされるが、頻繁に摂取するのは避けたい。
4. 食物繊維やビタミン不足
- レトルトカレー単体では野菜が不足しがち。
- 栄養バランスの偏りが起きやすい。
レトルトカレーを安全に楽しむ工夫
- 食べる頻度を減らす
毎日ではなく、非常食や忙しい日の「たまの利用」として活用。 - 野菜やサラダをプラス
不足しがちな食物繊維やビタミンを補う。 - ご飯の量を調整
糖質を控えたい場合は少なめにしたり、雑穀米や玄米にすると良い。 - 原材料表示をチェック
食塩量や添加物の少ない商品を選ぶ。
おすすめの代替商品・体に優しいレトルトカレー
1. 無添加・オーガニック系
- にしきやカレー:化学調味料・着色料・香料不使用
- 無印良品のレトルトカレー:素材を活かし、種類豊富
2. 減塩タイプ
- ハウス プライムジャワカレー(減塩版):食塩控えめで安心
- イオン トップバリュ 減塩シリーズ
3. 野菜たっぷりタイプ
- ココナッツカレー系:野菜と豆をベースにしたヘルシーな商品
- ベジタリアンカレー:肉を使わず低脂質で栄養バランスが良い
4. 自作アレンジ
- シンプルなレトルトカレーに冷凍野菜・豆・チキンを足すだけで栄養価UP。
まとめ
- レトルトカレーは「高塩分・高脂質・添加物」により、食べすぎると体に悪影響を及ぼす可能性がある。
- ただし、たまに利用する分には大きな問題はなく、むしろ便利な非常食にもなる。
- 無添加・減塩・野菜たっぷりタイプの商品や、自分で具材を追加する工夫で、より安心して楽しめる。
レトルトカレーを「危険だから避ける」のではなく、賢く選んでバランスよく取り入れることが大切です。

