カレーや煮物だけでなく、炊飯にも活躍する「電気圧力鍋」。
便利ですが、「炊いたご飯がベチャベチャになった」「硬すぎて美味しくない」と失敗した経験がある人も多いはずです。
実は、炊飯器と同じ感覚で使うと失敗しやすいのが電気圧力鍋の特徴。
本記事では、電気圧力鍋でふっくら美味しいご飯を炊くためのポイントや、水加減・浸水・蒸らしなどのテクニックを解説します。
電気圧力鍋と炊飯器の違い
- 加圧調理で短時間炊飯が可能
- 高温で炊くため、甘みやモチモチ感が増す
- 水分量や浸水時間の影響を受けやすい
炊飯器は自動で調整してくれますが、電気圧力鍋は自分でコツを掴む必要があります。
美味しいご飯を炊くためのポイント
1. 米の浸水はしっかり行う
短時間で炊ける電気圧力鍋こそ、浸水は最低30分以上。冷水で浸すとふっくら感が増します。
2. 水加減はやや少なめに
圧力で水分が逃げにくいため、炊飯器の目盛りより1〜2割少なめが目安。ベチャつき防止に効果的。
3. 蒸らしを必ず行う
加圧後すぐにフタを開けると硬さにムラが出ます。自然減圧で10分以上蒸らすのが成功の秘訣。
4. 内釜にサラダ油を少量垂らす
お米同士の粘りを防ぎ、粒立ちよく仕上がります。
メニューに合わせた炊き分け
- 白米:標準の水加減−10%で炊く
- 玄米:浸水は4〜6時間、圧力はやや強めに設定
- 炊き込みご飯:具材から水分が出るため、さらに水を控えめに
それぞれの特性を意識するだけで失敗が減ります。
よくある失敗と対策
- ベチャベチャになる → 水を減らす・蒸らしを長めに
- 硬い・芯が残る → 浸水不足が原因。冷水でじっくり浸す
- 味がぼやける → 少量の塩や酒を加えると甘みが引き立つ
まとめ:電気圧力鍋ならではの炊飯を楽しもう
電気圧力鍋で美味しいご飯を炊くコツは、浸水・水加減・蒸らしの3点に尽きます。
炊飯器とは違う調整が必要ですが、コツをつかめばふっくらツヤのあるご飯に仕上がります。
便利な電気圧力鍋を使いこなし、日々の食卓をもっと美味しく彩りましょう。