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ナスカ以外の地上絵文化(チリのアタカマ巨人など)他にも南米・ヨーロッパ・アジア・オーストラリアも

ナスカの地上絵が世界的に有名ですが、実は地上絵(ジオグリフ)は南米を中心に他の地域にも存在しています。

その中でも特に注目されるのが、**チリ北部の「アタカマ巨人」**です。


ここではナスカ以外の南米・ヨーロッパ・アジア・オーストラリアの地上絵文化をいくつかご紹介しつつ、それぞれの特徴や背景、意味について解説します。

🌍 代表的な他の地上絵文化

1. 🗿 アタカマ巨人(チリ)

  • 場所:チリ北部・アタカマ砂漠、セルロ・ウニタ山の斜面
  • 大きさ:約86メートル(世界最大級の人型ジオグリフ)
  • 年代:約1000〜1400年頃(チンチョロ文化、ティワナク文化以降)

特徴:

  • 棒のような腕・脚と、角のような頭部を持つ「人型」
  • 天文学的な意味があるとされ、「農業暦の神」とも呼ばれる
  • 地面に石を並べて描かれた「加法的」ジオグリフ(ナスカは石を取り除く「減法的」)

2. 🌄 チリ北部のティラパカ地方の地上絵群(チリ)

  • 分布:チリ北部の山地・丘陵地に点在
  • 種類:ラクダ科の動物(リャマやアルパカ)や人、幾何学模様など
  • 制作手法:石を集めて配置する方法が多い

考えられる意味:

  • **隊商ルート(キャラバン)**の道しるべ
  • 精霊や神への信仰・儀式的な意味合いも

3. 🐪 ペルー・パルパの地上絵(ナスカの隣接地域)

  • 場所:ナスカに隣接するパルパ渓谷
  • 大きさ:ナスカより小ぶり
  • 年代:ナスカ文化以前、パラカス文化(紀元前)とも言われる

特徴:

  • ナスカ地上絵とは異なるスタイル
  • 山の斜面や尾根に描かれているため、ナスカよりも地上から視認しやすい
  • 人間の姿をした神や仮面をかぶった人物像などがある

🌍 南米以外の有名なジオグリフ一覧

地上絵(ジオグリフ)は南米だけでなく、ヨーロッパやアジアなど世界各地にも存在しています。

中でも有名なのが、イギリスの「ホワイトホース」シリーズや「サーン・アバスの巨人」など。

これらはナスカの地上絵とは異なる文化背景を持ちつつも、「大地に巨大な図像を描く」という共通点を持っています。

🐎 1. イギリス・ホワイトホース群(White Horses)

🔹 概要:

  • 場所:イングランド南部(ウィルトシャー州、オックスフォードシャー州など)
  • 形式:草地の表土を削り、**白いチョーク(石灰岩)**を露出させて描く
  • 図像:馬の形(主に横向き)

🐎 代表例:

  • アフィントンの白馬(Uffington White Horse)
    • 紀元前1000年頃(鉄器時代)と推定される最古のホワイトホース
    • 抽象的で流線的なデザインが特徴
    • 天体信仰や部族のシンボルと関連していたという説もあり
  • ウェストベリーの白馬(Westbury White Horse)
    • 18世紀初頭に描かれたもの
    • よりリアルな馬の形状で、記念碑的な意味合いを持つ可能性あり

📝 特徴:

  • 丘陵地帯の斜面に描かれており、地上や近隣の村からも見える
  • 維持のために定期的にチョークを補充する「スカウリング(Scouring)」という行事がある
  • 芸術・部族・儀式・地図的役割など、意味は明確に解明されていない

🧔‍♂️ 2. サーン・アバスの巨人(Cerne Abbas Giant)|イギリス

  • 場所:イングランド・ドーセット州
  • サイズ:高さ約55メートルの裸体男性像(棍棒を持つ)
  • 描かれた時期:諸説あり。17世紀とも、古代ローマ期とも言われる

🧪 最新研究(2020年):

  • 地質学的分析により「西暦700〜1100年頃」の制作と推定
  • 異教の神(ヘラクレス?)や豊穣の象徴という説もある

💡 面白いポイント:

  • 現地では「妊活にご利益がある」という伝説も
  • 地元ではユーモアと愛着の象徴として大切にされている

🛡 3. ロングマン・オブ・ウィルトン(Long Man of Wilmington)|イギリス

  • 場所:イースト・サセックス州
  • 特徴:長身の男性が2本の棒を持って立っている姿
  • サイズ:全長約69メートル
  • 描かれた時期:16〜17世紀説が有力

🌟 謎に満ちた存在:

  • 原始宗教との関連が疑われているが確定的な説はなし
  • 一部では「星の配置に対応している」という天文学的解釈も

🐉 4. カナダ・アルバータ州の「バッファロー・ジョン」

  • 場所:アルバータ州の平原地帯
  • 形式:石を並べて動物の形を描いたロック・アラインメント(石組み)
  • モチーフ:バイソン(野牛)など、ネイティブアメリカン文化に基づく

🌐 アジア・オーストラリアなどのジオグリフ文化まとめ

南米やヨーロッパ以外にも、アジア・オーストラリア・北米など世界中にジオグリフ(地上絵)文化は存在します。どれも地域独自の自然環境や宗教観に根ざしており、それぞれ違った魅力があります。

🇮🇳 インド:チャンマラーワディのジオグリフ(Chammalavadi Geoglyphs)

  • 場所:インド・マハラシュトラ州
  • 発見:航空写真や衛星画像によって近年注目
  • 形式:直線、円形、渦巻き模様など幾何学的パターン
  • 年代:推定で約2,000年前(先史時代)

🔍 特徴:

  • 土を掘り下げたり、石を並べて描かれた
  • 宗教儀式や天体観測に使われていた可能性あり
  • ナスカ地上絵に似た構造もあり、「アジアのナスカ」とも呼ばれることも

🇦🇺 オーストラリア:マリーマン(Marree Man)

  • 場所:南オーストラリア州の砂漠地帯
  • 発見:1998年、飛行機から偶然発見され話題に
  • サイズ:全長4.2kmという超巨大地上絵
  • モチーフ:アボリジニの男性が槍を持った姿

🔍 特徴:

  • 制作者はいまだ不明。ミステリーに包まれた存在
  • 最初は人工衛星からも見えるほどはっきりしていた
  • 現地では「観光名所」として保護・補修されている
  • GPS技術で描かれた可能性もあり、近代アートとの説も

🇨🇳 中国:タリム盆地の地上図形(新疆ウイグル自治区)

  • 発見:Google Earthによって話題に
  • 形状:大規模な網目模様、幾何学パターン、X字型構造など
  • 年代:明確には不明。自然現象ではなく人工物とみられる

🔍 特徴:

  • 軍事施設の一部という説もあり、公開情報は限定的
  • 「地上絵」と呼ぶには議論があるが、人工的な地形改変が確認されている

🇮🇷 イラン:シャフリ・ソフタ(焼けた都市)周辺の地上模様

  • 場所:イラン南東部の遺跡周辺
  • 特徴:航空写真で確認される幾何学模様の畑や構造物跡
  • 用途:農耕・灌漑のための地形改変とも、宗教儀礼とも

🗺 ジオグリフの「地域別まとめ」表

地域名称主なモチーフサイズ感備考
🇵🇪 南米ナスカの地上絵動物・直線など数百m~数km世界遺産、航空から視認可能
🇬🇧 イギリスホワイトホース群馬・人間約100m前後チョーク丘陵に掘られている
🇮🇳 インドチャンマラーワディ幾何学模様数十〜数百mナスカと似た構造もあり
🇦🇺 豪州マリーマンアボリジニ男性約4.2km現代作・制作者不明のミステリー
🇨🇳 中国タリム盆地の地形構造幾何パターン数百m~軍事施設との関係性も指摘

🔍 共通点と違い

項目共通点地域ごとの違い
🔧技法地面を掘る・石を並べる・地表を削るチョークを使う(英国)/GPSで描く(豪州)など
🎯モチーフ動物・人間・幾何学ナスカ=抽象的/ホワイトホース=写実的
✨用途(推定)儀式・宗教・部族シンボル・天体観測など現代作(マリーマン)のようにアート要素も強くなる

✈️ 興味がある人への旅のヒント

  • 🏞 イギリス南部ではホワイトホースを巡るハイキングルートあり
  • 📍 セルフィーを撮るにはドローンや高所からの見学が◎
  • 📚 各地の博物館には模型や歴史解説もあり

🧭 なぜ各地で地上絵が描かれたのか?

これらの地上絵には、共通して以下のような目的や意味が込められていたと推測されています:

  • 天体観測や季節の移り変わりを知る暦的役割
  • 大地に描くことで神々に祈る宗教的・儀式的意味
  • 地域や部族のアイデンティティを示すシンボル
  • キャラバン(隊商)に向けたランドマーク・方向表示

🌐 ジオグリフは世界共通の“空へのメッセージ”

ナスカのように空からでないと見えないものもあれば、丘の斜面に描いて人々の生活の中で見えるように設計されたものもあります。

いずれも共通しているのは、

  • スピリチュアルな意味合い
  • 集団の象徴
  • 大地と空を結ぶ意図

古代人の“地に絵を描く”という行動は、単なるアートではなく、宇宙・自然・神々との対話だったと考えられます。

📌 まとめ

  • ナスカ以外にも、チリやボリビアなどに地上絵文化が多数存在する。
  • アタカマ巨人は人類最大級の人型ジオグリフで、天文や神への信仰に関係していたとされる。
  • 描かれ方(加法/減法)、目的、場所は異なるが、共通して「天と地をつなぐ意味」を持つ
  • 地上絵は、古代人の驚くべき観察力と信仰心の証である。

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