🍊みかんを食べたあとに残る「皮」。
そのまま捨ててしまいがちですが、実は乾燥させるだけで活用の幅が一気に広がる便利素材になります。
消臭剤や掃除、入浴剤、さらには陳皮(ちんぴ)としての利用など、乾燥みかんの皮はエコで実用的。
一方で、
❓「カビが生えそう」
❓「どうやって乾燥させればいいの?」
と不安を感じる方も多いはずです。
この記事では、「みかんの皮を乾燥させる方法」をテーマに、初心者でも失敗しにくい手順・乾燥方法の違い・保存のコツまでをわかりやすく解説します。
はじめて挑戦する方でも安心して実践できる内容になっています。
みかんの皮を乾燥させると何に使える?

乾燥させたみかんの皮は、さまざまな用途に活用できます。
- 消臭剤・芳香剤
- 掃除(油汚れ・電子レンジ)
- 入浴剤(みかん風呂)
- 香り袋・サシェ
- 食用(陳皮・お茶など)
このように、乾燥させることで保存性と使い道が大きく向上します。
🍊乾燥させたみかんの皮は、消臭や掃除、入浴剤など、さまざまな用途に活用できます。
具体的な使い道をまとめて知りたい方は、
▶︎ みかんの皮の活用法を詳しくまとめた記事 もあわせて参考にしてみてください。
乾燥させる前に必要な下準備
乾燥を成功させるためには、事前の下準備が重要です。
① 皮をきれいに洗う
表面には汚れやワックスが付着していることがあります。
- 流水でやさしく洗う
- 気になる場合はぬるま湯で洗う
② 白い筋はそのままでOK
白い部分(アルベド)は栄養や香り成分を含むため、無理に取る必要はありません。
③ 水分をしっかり拭き取る
キッチンペーパーで水気を取ることで、カビ防止につながります。
みかんの皮を乾燥させる方法3選
ここからは、代表的な乾燥方法を紹介します。環境や目的に合わせて選びましょう。
方法① 天日干し(もっとも自然な方法)

手順
- 皮を広げて重ならないように並べる
- 風通しの良い場所で天日に当てる
- 1日1回ひっくり返す
乾燥期間の目安
- 晴天が続く場合:3〜5日
メリット・デメリット
👌メリット
👎デメリット
🍊天日干しでしっかり乾燥させたみかんの皮は、**陳皮(ちんぴ)**として使われることもあります。
陳皮の作り方や使い道、注意点については、
▶︎ 陳皮とは?作り方と活用法を解説した記事 を参考にしてください。
方法② 室内干し(天候に左右されない)

手順
- 網やザルに皮を並べる
- 風通しの良い室内に置く
- サーキュレーターがあると理想
乾燥期間の目安
- 約5〜7日
ポイント
方法③ 電子レンジで乾燥(時短)

手順
- 耐熱皿に皮を並べる
- 500〜600Wで30秒加熱
- 取り出して冷まし、様子を見ながら繰り返す
注意点
こんな人におすすめ
🍊乾燥させることで保存性が高まり、みかんの皮は日常生活でより使いやすくなります。
掃除・消臭・入浴などへの活用方法については、
▶︎ みかんの皮を無駄なく使い切る活用アイデアまとめ をチェックしてみてください。
乾燥完了の見極め方
以下の状態になれば、乾燥完了です。
少しでも柔らかさが残っている場合は乾燥不足なので、追加乾燥しましょう。
カビを防ぐための重要ポイント
みかんの皮乾燥で最も多い失敗が「カビ」です。
特に梅雨時や湿度の高い日は、室内+送風がおすすめです。
乾燥したみかんの皮の保存方法

保存容器
- 密閉容器
- チャック付き保存袋
保存場所
- 直射日光を避けた冷暗所
保存期間の目安
- 完全乾燥:1〜3か月
- 食用(陳皮):冷蔵保存で3か月程度
湿気を感じたら、再度乾燥させましょう。
よくある質問
Q. 冷蔵庫で乾燥させてもいい?
基本的にはおすすめしません。冷蔵庫内は湿度が高く、乾燥しにくいです。
Q. 無農薬じゃないとダメ?
掃除・消臭用途なら問題ありません。食用の場合は無農薬・国産がおすすめです。
🍊特に陳皮として食用に使う場合は、皮の安全性や乾燥方法が重要になります。
▶︎ 陳皮に適したみかんの皮の選び方と注意点 もあわせて確認しておくと安心です。
まとめ|みかんの皮乾燥は「下準備と湿気対策」がカギ
みかんの皮を乾燥させる方法は、特別に難しいものではありません。
このポイントを守れば、初心者でも失敗せずに乾燥させることができます。
次にみかんを食べたら、ぜひ皮を乾燥させて、エコで便利な活用に挑戦してみてください。

