お正月が終わるころに行う行事のひとつに「鏡開き(かがみびらき)」があります。
でも、
❓「鏡開きってなに?」
❓「どうしておもちを食べるの?」
と聞かれると、うまく説明できない人も多いかもしれませんね。
この記事では、子どもにもわかるように、
を、やさしい言葉で説明します。
おうちの人と一緒に読んで、お正月の行事をもっと楽しんでみましょう。

鏡開きとはなに?
鏡開きとは、お正月にかざっていた鏡もちを下げて、みんなで食べる行事のことです。
鏡もちは、神さまがいる大切なおもちと考えられています。
そのため、鏡開きは、
という気持ちをこめて行う行事です。
ただ食べるだけではなく、一年の元気や幸せをお願いする意味もこめられています。
どうして「鏡開き」っていうの?

むかしの人は、「割る(わる)」という言葉をあまりよくない言葉だと考えていました。
そのため、鏡もちを包丁で切ることはしません。
かわりに、
- 木づちなどでたたいて
- おもちを小さくする
このことを、えんぎのよい言葉で
「開く(ひらく)」 と言ったのです。
だから「鏡開き」という名前になりました。
鏡開きはいつやるの?
一般的には、1月11日に鏡開きをします。
ただし、住んでいる場所によって少しちがいます。
おうちや地域のやり方に合わせて行えば大丈夫です。
鏡開きではなにをするの?
鏡開きでは、次のようなことをします。
- お正月にかざっていた鏡もちを下げる
- かたくなったおもちを割る
- 小さくして料理にする
- 家族みんなで食べる
このとき、「一年、元気にすごせますように」と願いながら食べるのが大切です。

鏡もちでよく作る料理
鏡開きのおもちで、よく作られる料理はこちらです。
あまいものが多く、子どもにも人気ですね。
「神さまの力が入ったおもち」を食べることで、元気をもらえると考えられてきました。
鏡開きで気をつけること
子どもと一緒に鏡開きをするときは、いくつか注意があります。
行事を楽しみながら、安全にも気をつけましょう。
鏡開きはどうして大切なの?
鏡開きは、ただのおもちを食べる日ではありません。
- お正月に来てくれた神さまにお礼をする
- 新しい一年を元気にすごす気持ちをもつ
- 日本のむかしからの文化を知る
こうした大切な意味があります。
行事の意味を知ると、お正月がもっと楽しくなりますね。
まとめ
鏡開きとは、お正月にかざった鏡もちを下げて、感謝の気持ちをこめて食べる行事です。
日本には、こうしたやさしい意味をもつ行事がたくさんあります。
ぜひおうちの人と一緒に、鏡開きを楽しんでみてくださいね。
