梅雨や夏場、ジメジメした空気の中で眠るのは不快ですよね。
そんなときに役立つのが「除湿機」ですが、「寝るときに一晩中つけっぱなしにして大丈夫なの?」と心配になる人も多いのではないでしょうか。
電気代の負担や火事などの安全性、また睡眠中の快適性も気になるポイント。
本記事では、除湿機を就寝時に使うメリット・注意点を整理し、電気代や安全性、快適に使うためのコツを徹底解説します。
寝るときに除湿機をつけっぱなしにしても大丈夫?
結論:基本的には問題なし
家庭用の除湿機は長時間運転を想定して設計されているため、寝るときに使い続けても基本的には安全です。多くの機種には 自動停止機能 や 転倒オフ機能 が搭載されており、就寝中も安心して使用できます。
ただし、正しく使わないと 電気代の増加や室温上昇 によって快適性を損なう可能性があります。
除湿機の種類と寝室での違い
コンプレッサー式
- 仕組み:冷却して結露させ水分を除去
- 特徴:夏のジメジメに強いが、運転音がやや大きめ
- 寝室向き度:△(音が気になる人は注意)
デシカント式
- 仕組み:乾燥剤とヒーターで吸湿
- 特徴:静かだが発熱しやすく冬向き
- 寝室向き度:△(夏は暑さが増すことも)
ハイブリッド式
- 特徴:両方の方式を組み合わせ、季節を問わず対応
- 寝室向き度:◎(音と温度のバランスが比較的良い)
電気代はどのくらいかかる?
消費電力の目安
- コンプレッサー式:約150〜250W
- デシカント式:約300〜700W
- ハイブリッド式:200〜700W(運転モードによる)
一晩(8時間)使用した場合
- コンプレッサー式:約30〜50円
- デシカント式:約60〜150円
※1kWh=27円で計算
毎日使うと月数千円になるため、節約したい場合は タイマー機能 や 自動湿度調整 を活用するとよいでしょう。
就寝時の快適性と注意点
メリット
- 湿度60%以下をキープし、カビやダニの繁殖を防ぐ
- 寝汗でベタつかず、快眠につながる
- 洗濯物を部屋干ししても乾きやすい
デメリット・注意点
- 運転音が気になる:機種によっては40dB以上で睡眠を妨げることも
- 室温上昇:デシカント式は特に発熱が強く、夏の寝室には不向き
- 水タンクの容量:満水で停止すると結局除湿できない
快適に使うためのコツ
- タイマーを活用
入眠時の数時間だけ稼働させれば十分快適になる場合も。 - 自動運転モードを使用
湿度が下がりすぎると乾燥で喉を痛める可能性があるため、自動制御が安心。 - 置き場所を工夫する
壁から10cm以上離し、ベッドから少し距離を置いて配置する。 - 静音モードを選ぶ
睡眠時はパワーよりも静かさ重視で。
まとめ
除湿機は正しく使えば寝るときにつけっぱなしでも安全で、快適な睡眠環境づくりに役立ちます。
ただし、機種の特徴や電気代、運転音を理解したうえで、タイマーや自動運転をうまく活用することが大切です。
自分の生活スタイルや寝室環境に合わせて調整すれば、ジメジメ知らずで快適な夜を過ごせるでしょう。

