長年気になっていたけれど手を出せずにいた作品を「大人買い」した瞬間、ちょっとした背徳感とワクワク感が入り混じります。
私にとってそれが**荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』**でした。
全巻をまとめて購入し、読み進めるうちに「後悔」と「感動」の間で揺れ動きながら、気づけば人生観にまで影響を受けていました。
この記事では、ジョジョを大人買いした体験談を通して感じたことを正直に語ります。
大人買いのきっかけ
なぜ今まで手を出さなかったのか
- 巻数が多すぎて「途中で挫折するかも」という不安。
- 少年漫画=若い世代向けという思い込み。
- 時間もお金もかかりそうで躊躇していた。
ついに決断した理由
- 社会人になり「大人買いできる経済力」がついた。
- 友人や同僚の熱いジョジョ談義に取り残されたくなかった。
- ふと立ち寄った書店で「全巻セット」の文字を見て背中を押された。
読み始めて感じた“後悔”
時間泥棒すぎる
一度読み始めると止まらず、寝不足で次の日の仕事に支障…。
部屋のスペース問題
全巻セットは圧巻だが、本棚を圧迫。
「この場所をどうする?」と悩む羽目に。
お金の重み
まとめて購入すると、やはりそれなりの出費。
「本当に必要だったのか?」と一瞬考えることも。
それでも圧倒的な“感動”
キャラクターの熱量
ジョナサン、ジョセフ、承太郎、仗助…と主人公が世代交代していく壮大な物語。
それぞれの「信念」と「生き様」に胸を打たれる。
名言の数々
「人間讃歌は勇気の讃歌!」
「やれやれだぜ」
「覚悟とは、暗闇の荒野に進むべき道を切り開くことだ」
――心に突き刺さる言葉が人生の支えになる。
独特の世界観と画力
初期の荒削りな作画から、スタイリッシュで芸術的な絵へと進化していく。
“奇妙”でありながら、美しい表現に魅了される。
人生に与えた影響
- 「覚悟」の意味を学んだ:自分の選択に責任を持つ姿勢。
- 挑戦する勇気が持てた:失敗を恐れず進む力をもらえた。
- 人間賛歌の思想:他人を理解し、尊重する心を育ててくれた。
大人買いしてよかったのか?
正直、出費も大きく時間も奪われました。
でもそれ以上に、作品から得た学びや感動は一生もの。
「買わなければよかった」という後悔よりも、「買ってよかった」という気持ちの方が強く残っています。
まとめ
ジョジョを大人買いしたことで、私は「後悔と感動の両方」を味わいました。
- お金やスペースは失った。
- しかし、人生を豊かにする価値ある物語と出会えた。
もし「気になるけど巻数が多い」と迷っているなら、ぜひ一度挑戦してみてください。
その“奇妙な冒険”は、あなたの人生をも変えてしまうかもしれません。

