ハムスターを飼うとゴキブリが出るって本当？原因と今すぐできる対策

「ハムスターを飼うとゴキブリが出やすくなる」と耳にしたことはありませんか？

せっかく可愛いペットを迎えたのに、嫌われ者のゴキブリまで寄ってくるのは避けたいものです。

実際のところ、ハムスターそのものがゴキブリを呼び寄せるわけではありませんが、飼育環境や餌の管理次第では発生のリスクが高まります。

この記事では、ハムスターとゴキブリの関係、考えられる原因、そして今すぐできる効果的な対策をわかりやすく解説します。

さらに、季節ごとの注意点やおすすめのゴキブリ対策グッズも紹介。

これからハムスターを飼う方も、すでに飼っている方も必見です。

ハムスターを飼うとゴキブリが出るといわれる理由

1. 餌の食べ残しがゴキブリの餌になる

ハムスターは頬袋に餌をためて持ち帰り、巣や床材の中に隠す習性があります。その食べ残しが時間とともに腐敗し、ゴキブリを呼び寄せてしまうのです。

2. 糞尿や床材の汚れが発生源になる

清掃が行き届いていないと、糞尿や湿った床材がゴキブリの格好の住処になります。特に夏場は湿気がこもりやすく、繁殖リスクが高まります。

3. 餌や床材の保管方法が不適切

ペレットや種子類を袋のまま放置すると、ゴキブリや他の害虫が侵入しやすくなります。また、開封後の保管が甘いと湿気を吸ってカビが生えることも。

今すぐできるゴキブリ対策

餌の管理を徹底する

食べ残しは毎日チェックして処分
餌は密閉容器に入れて冷暗所で保管
与える量を調整して無駄を減らす

ケージを清潔に保つ

毎日の部分掃除（トイレ・餌場・水飲み場）
週1回の大掃除（床材の交換・ケージ丸洗い）
尿で湿った部分はすぐに取り替える

室内の環境を整える

食べ物を出しっぱなしにしない
ゴミ箱にフタをつける
キッチンやシンク周りの水気を拭き取る
窓や換気口に隙間がないか確認

ゴキブリ対策グッズを活用する

ホウ酸団子やブラックキャップなどの設置（ペットが触れない場所に置く）
冷蔵庫や棚の下など暗い場所を重点的に対策
ペットに安全な天然系スプレー（ハッカ油など）を使用

季節別・ゴキブリ発生リスクと注意点

春（3月～5月）

気温が上がり始めるとゴキブリが活発化します。まだ数は少ないですが、繁殖期に入る前なので対策を始める絶好のタイミングです。

ケージ周りや餌の保管を見直す
ゴキブリ駆除剤を早めに設置して予防

夏（6月～8月）

もっともゴキブリが繁殖しやすい季節です。湿気と高温で一気に増えるため、掃除の頻度を増やしましょう。

床材の湿りを放置しない
毎日の食べ残しチェックを徹底
換気を意識して湿度を下げる

秋（9月～11月）

繁殖は落ち着きますが、冬に備えて餌を探し回る時期です。油断すると台所やケージ周辺に侵入してきます。

食べ物の出しっぱなしをゼロにする
キッチンや床下の隙間を塞ぐ

冬（12月～2月）

寒さで活動は鈍りますが、暖かい室内では生き延びます。見かけないからといって油断は禁物です。

餌の保管場所を見直す
暖房器具周辺に隠れていないか確認

実際の飼い主の体験談

「最初の頃、餌の食べ残しを放置してしまい、いつの間にかゴキブリが…！毎日掃除するようにしたら出なくなりました。」
「ケージをリビングに置いているのですが、ブラックキャップを設置してから一度も見かけなくなりました。」
「ペレットやヒマワリの種をジップロックに入れて保管するようにしたら安心です。」

まとめ

ハムスターを飼うとゴキブリが出るという噂は、「餌の管理不足」「掃除不足」「湿気や保管方法の甘さ」が原因であることがほとんどです。

ハムスター自体が呼び寄せるのではなく、飼育環境が整っていないことでゴキブリが発生しやすくなります。

食べ残しや糞尿は毎日掃除
餌や床材は密閉容器で管理
季節ごとのリスクに応じた対策を実施
ゴキブリ駆除剤はハムスターから離して安全に使う

この4点を徹底すれば、ハムスターと快適に暮らしながら、ゴキブリの心配も最小限に抑えられます。

✅参考記事：子ども・ペットがいる家庭のゴキブリ対策【安全レイアウト＆工夫】