先生・PTA・保護者代表向け｜小学校運動会の開会挨拶例文と注意点

小学校の運動会は、子どもたちにとって一年で最も輝く行事の一つ。
そして、その始まりを飾る**「開会挨拶」**は、会全体の雰囲気を左右する大切な言葉です。

しかし、実際に挨拶を任されると——
「何を話せばいいのか分からない」「長すぎても退屈だし、短すぎるのも味気ない」
と悩む方が多いもの。

この記事では、先生・PTA・保護者代表など立場別に使える開会挨拶例文を紹介します。
また、挨拶での注意点や失敗しないコツもわかりやすく解説。

どんな立場でも安心して使える“現場でそのまま読める”内容になっています。

運動会の開会挨拶の目的とは？

開会挨拶の目的は、ただ行事を「始める合図」をするだけではありません。
子どもたち・保護者・先生方が一体となり、気持ちよく競技を楽しめるように、雰囲気を作ることが何より大切です。

主なポイントは次の3つです👇

1. 子どもたちを励ます
   　→「練習の成果を存分に発揮してください」
2. 支える先生・保護者に感謝を伝える
   　→「準備・応援、いつもありがとうございます」
3. 安全と笑顔を重視する言葉で締める
   　→「ケガのないよう、最後まで頑張りましょう」

開会挨拶の基本構成（どの立場でも共通）

1. 導入のあいさつ
   　「皆さん、おはようございます。」
2. 天候・開催への感謝
   　「本日は晴天に恵まれ、無事に運動会を迎えることができました。」
3. 子どもたちへの励まし
   　「これまでの練習の成果を思いきり発揮してください。」
4. 感謝・協力への一言
   　「ご支援くださった先生方、保護者の皆さまに感謝申し上げます。」
5. 開会宣言
   　「それでは、〇〇小学校の運動会を開会いたします。」

この流れを意識すれば、1分程度で自然な挨拶になります。

🎓 【先生向け】運動会の開会挨拶例文

「皆さん、おはようございます。
本日は、晴れやかな青空のもと、第〇〇回〇〇小学校運動会を開催できることを嬉しく思います。
これまで一生懸命練習を重ねてきた子どもたちが、力いっぱい競技に取り組む姿を楽しみにしています。
保護者の皆さまには日頃よりご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
それでは、ケガのないよう元気いっぱいに頑張りましょう。
ただいまより、第〇〇回〇〇小学校運動会を開会いたします。」

🔹ポイント

• フォーマルなトーンで統率感を出す
• 子ども・保護者・先生への感謝をバランスよく

⏰ 所要時間：1分30秒

🤝 【PTA会長向け】運動会の開会挨拶例文

「皆さん、おはようございます。
PTA会長の〇〇です。
本日は第〇〇回〇〇小学校運動会の開催、誠におめでとうございます。
今日まで一生懸命練習を続けてきた子どもたちの頑張りに、心から拍手を送りたいと思います。
保護者の皆さま、地域の皆さまのご協力にも深く感謝申し上げます。
本日は最後まで、笑顔と拍手があふれる素晴らしい一日になりますように。
それでは、運動会を開会いたします。」

🔹ポイント

• 子どもたちを“主役”として称える言葉を中心に
• 「地域」や「協力」に触れると温かい印象に

⏰ 所要時間：1分

👪 【保護者代表・来賓向け】運動会の開会挨拶例文

「皆さま、おはようございます。
保護者を代表して、一言ご挨拶申し上げます。
今日は、子どもたちがこれまでの練習の成果を発揮し、全力で取り組む姿を見られることを楽しみにしています。
また、ここまでご指導くださった先生方、支えてくださった地域の皆さまに心より感謝申し上げます。
ケガのないよう、最後まで楽しい運動会になりますことを願っております。
それでは、第〇〇回〇〇小学校運動会を開会いたします。」

🔹ポイント

• 丁寧で温かみのある表現を意識
• 保護者代表の場合は“感謝と願い”で締めると好印象

⏰ 所要時間：1分10秒

🌞 【カジュアルで親しみやすい挨拶（PTA・司会者用）】

「皆さん、おはようございます！
今日はいよいよ待ちに待った運動会ですね。
子どもたちの笑顔と頑張りが、会場中に広がる一日になることを願っています。
それでは、ケガに気をつけて、最後まで元気に頑張りましょう！
ただいまより、第〇〇回〇〇小学校運動会を開会します！」

🔹ポイント

• 明るく元気に、テンポよく
• 校内放送などで司会者が話す場合にもおすすめ

💬 挨拶をより印象的にする“ひとことアレンジ”

• 「練習での努力が今日、笑顔の花として咲きますように。」
• 「勝っても負けても、一生懸命頑張る姿が一番輝いています。」
• 「今日は思いきり体を動かし、心から楽しんでください！」

💡ワンポイント：詩的すぎず、“子どもの頑張りを見守る視点”が大切です。

⚠️ 挨拶での注意点（先生・PTA・保護者共通）

注意点	理由・解説
長すぎる（2分以上）	子どもが集中しづらく、退屈に感じるため
難しい言葉を使う	低学年には伝わらない可能性がある
自分や団体の話が中心	主役は「子どもたち」
天気・安全面への言及を忘れる	保護者・教職員への配慮として重要

🎯 成功する開会挨拶3つのコツ

1. 声は少し大きめ・ゆっくり
   　→ 会場が広くても聞き取りやすくなる。
2. 笑顔＋姿勢を正す
   　→ “安心感と信頼感”を与える。
3. 子どもたちを見る
   　→ 一人ひとりに語りかけるように話すと温かみが伝わる。

まとめ

運動会の開会挨拶は、**「明るく・短く・温かく」**が鉄則。

• 先生 → 学校全体を代表する“落ち着いた言葉”で
• PTA → “支え・感謝・地域”の言葉を中心に
• 保護者代表 → “子どもの頑張りと感謝”をメインに

どんな立場でも、「子どもたちが主役」という視点を忘れなければ、
自然と心のこもった挨拶になります。

👇ご希望でしたら、この内容を1枚にまとめた
「小学校運動会 開会挨拶カンペ版（先生／PTA／保護者用 PDF印刷版）」
を下記よりダウンロードできます（A4一枚・そのまま読める実用原稿）。

✅小学校運動会_開会挨拶カンペ版.pdf ダウンロードはこちら

関連記事

✅小学校運動会の締めくくりにふさわしい閉会の挨拶とは？例文と構成ポイントを解説【保存版】