オンライン研修は、対面の研修とは違い「通信環境」「操作ミス」「画面共有の不具合」など独特のトラブルが起こりがちです。
そのため、講師や進行役にとって挨拶の中での失敗リカバリー力がますます重要になります。
うまく切り返す一言を持っておけば、失敗も場を和ませるきっかけになり得ます。
本記事では、オンライン研修ならではの失敗場面に対応できるリカバリーフレーズ例をまとめました。
オンライン研修で起こりやすい失敗とリカバリーのポイント
よくある失敗例
- マイクがオフのまま話し始める
- 画面共有がうまくできない
- 通信が途切れて間が空いてしまう
- チャットの活用を忘れる
- 名前を呼び間違える
リカバリーの基本
- 即座に謝罪+感謝:「失礼しました」「ご指摘ありがとうございます」
- ユーモアを交える:「今日は機材の調子より私の方が緊張しているようです」
- 安心感を与える:「少しお時間をいただきますが、すぐに再開します」
オンライン研修・失敗別リカバリーフレーズ集
1. マイクをオフにしたまま話していたとき
- 「……あ、マイクがオフでした。きっと皆さんの心の中に届いていたと信じています(笑)。改めまして、よろしくお願いします。」
- 「失礼しました。無言の時間もアイスブレイクの一つと思っていただければ幸いです。」
2. 画面共有がうまくいかないとき
- 「少々お待ちください。共有が私の思考スピードに追いついていないようです。」
- 「画面が表示されるまでの間に、今日の研修のポイントを一つ先にお伝えします。」
- 「もし共有できなければ、皆さんの想像力で補っていただきます(笑)。」
3. 通信が途切れたり音声が乱れたとき
- 「今、一瞬ワープしてしまいましたね(笑)。続きを落ち着いて再開します。」
- 「通信の乱れもオンラインならではです。逆に臨場感を楽しんでいただければと思います。」
- 「途中で途切れた部分は、後ほど改めて補足いたします。」
4. チャット対応を忘れたとき
- 「すみません、チャットの確認を飛ばしていました。温かいコメントありがとうございます。」
- 「チャットを見落としていましたが、皆さんの書き込みがとても参考になります。」
- 「研修の流れに集中しすぎて、チャットに追いつけませんでした。後ほど必ず目を通します。」
5. 名前を呼び間違えたとき
- 「先ほどのお名前、失礼しました。訂正させていただきます。こういうところも人間らしさということでご容赦ください。」
- 「緊張のあまり名前を間違えてしまいました。むしろ覚えやすいエピソードになったかもしれませんね。」
ユーモアを交えたリカバリー例
- 「機材が緊張しているのか、私が緊張しているのか分からなくなっています(笑)。」
- 「今の沈黙は“考える時間”をプレゼントしたつもりです。」
- 「画面共有できないのは、皆さんに集中して聞いてほしいという無意識の作戦かもしれません。」
- 「音声が乱れたときは、“研修に効果音が追加された”と思ってください。」
オンライン研修・クロージング時に使えるリカバリーフレーズ
- 「今日は小さなトラブルもありましたが、それも含めてオンライン研修らしい時間になったのではないでしょうか。」
- 「途中での不具合にも関わらず最後までご参加いただき、心から感謝いたします。」
- 「トラブル対応も含めて学びになったと前向きに受け取っていただければ嬉しいです。」
- 「オンラインだからこその出来事もありましたが、それも含めて次に活かしてまいります。」
まとめ
オンライン研修では、機材や通信の影響で予期せぬ失敗が起こるのは当たり前です。
大切なのは、落ち着いた対応とユーモアを交えたリカバリー。
むしろそれが参加者との距離を縮め、雰囲気を和らげるきっかけになります。
ぜひ次回のオンライン研修では、本記事のフレーズを活用して、失敗を“笑顔につながる一幕”に変えてください。
オンライン研修会の挨拶|リンク集
✅オンライン研修会の挨拶|参加者の年齢層・研修テーマ・業界別に合わせた挨拶フレーズ例
✅オンライン研修会の挨拶|参加者に感謝を伝えるクロージングメッセージ集
✅ハイブリッド研修会の挨拶|失敗したときにリカバリーできる挨拶フレーズ例
✅オンライン研修会の挨拶|参加者を巻き込むインタラクティブな挨拶フレーズ例