子育てと仕事を両立するために「時短勤務制度」を利用しているママ・パパは少なくありません。
しかし、実際にはフルタイムで働いているのに“時短勤務”と申請しているように見せかけたり、逆にフルタイム復帰しているのに保育園には伝えていないケースも。
もし保育園に勤務時間の不一致がバレたらどうなるのでしょうか?
この記事では、保育園と勤務実態の関係、起こり得るトラブル、そして安心して預けるための回避ポイントを解説します。
保育園はなぜ「勤務時間」を確認するのか?
認可保育園は「保護者の就労状況」をもとに利用時間や優先順位を決定しています。
- 保育時間(短時間保育・標準時間保育)の設定
- 延長保育の利用可否
- 入園選考時のポイント加算
そのため、実際の勤務時間と提出書類の内容が一致していないと「虚偽申告」と判断されるリスクがあります。
バレたときに考えられる影響
- 利用時間の見直し
→フルタイム勤務が判明すると「標準時間」に変更される可能性があります。 - 役所からの指導
→虚偽申告と見なされれば、区市町村から利用停止や減点の指導を受ける場合があります。 - 延長保育の制限
→勤務実態と合わない利用は認められなくなる可能性も。 - 最悪の場合は退園の可能性も
→悪質と判断されれば、退園措置が取られるケースもゼロではありません。
トラブルを回避するためのポイント
1. 勤務状況は正しく申告する
「バレないだろう」と思っても、保育園は就労証明書や勤務先への確認で把握することがあります。正直に伝えるのが基本です。
2. 変更があれば速やかに報告する
勤務時間が変わったときは、就労証明の再提出を忘れずに。
3. 保育園や自治体に相談する
「実態と制度の間で不安がある」ときは、隠さず相談したほうが後々トラブルになりにくいです。
4. 延長利用は正当な理由を添える
残業や突発的な事情などは、記録としてきちんと説明しておくと信頼につながります。
保育園も「味方」にする姿勢が大切
保育園は子どもを安全に預かる場所であり、保護者の働き方をサポートする存在でもあります。
- 嘘をつく → 信頼関係が崩れる
- 正直に相談 → 柔軟に対応してもらえる可能性が高まる
不安な場合は、**「正直に伝えて一緒に解決策を探す」**姿勢がもっとも安心です。
まとめ:ごまかしはリスク大。正直な申告が安心への近道
保育園に時短勤務の事実と異なる働き方がバレると、利用時間の変更や指導・退園リスクにつながる可能性があります。
トラブルを避けるためには、勤務状況を正しく申告し、変化があれば速やかに報告することが大切。
保育園と信頼関係を築くことで、安心して子どもを預けられる環境を守ることができます。