🧭 タトゥーと健康診断、どこに影響があるの?
結論から言うと、ほとんどの健康診断は問題なく受けられます。
ですが、いくつかの検査ではタトゥーの位置や状態によって、注意が必要な場合があります。
✅ 1. 血圧測定(上腕)
- タトゥーが腕に入っている場合は、反対側で測定してもらえることが多いです。
- ただし、タトゥーの範囲が広い場合は、事前に申告しておくとスムーズ。
✅ 2. 心電図検査(胸まわり)
- 電極を肌に直接貼るため、タトゥーのインク成分や肌の状態によっては、粘着パッドでかぶれることも。
- 新しいタトゥーがある場合や皮膚が敏感な人は、事前にスタッフに伝えるのが安心。
✅ 3. 採血・点滴
- 腕の静脈にアクセスするため、タトゥーで静脈が見えづらい・針を刺す位置が選びにくいという場合があります。
- これも申告すれば、部位をずらすなどの対応が可能です。
✅ 4. X線・CT・MRIなどの画像検査
- 通常の健康診断レベルでは問題になることは少ないですが、MRIでは金属系のインク成分が反応するケースも。
- 不安な場合は、タトゥーのある部位・インク素材を申告しておくと安心。
📝 問診票の書き方と伝え方
健康診断では、問診票に**「皮膚に異常があるか」「既往歴」などを書く欄**がありますが、タトゥーをどこまで書くか迷う人も多いです。
● 書くべきか? → 基本的には「必要なし」
- タトゥー自体は“病気”ではないので、問診票に記載する義務は基本的にありません。
- ただし、タトゥー部位が新しくて炎症を起こしている場合は、肌の状態として書いておくと◎。
● 伝えるべきケース
- タトゥーが原因で貼付物にかぶれやすい/炎症がある
- 心電図や採血時に、部位の選定に影響がありそう
このようなケースでは、事前に一言伝えておくとスムーズ&安全です。
💡 当日の注意ポイント
💄 アートメイクやピアスとの違い
◎ アートメイク(眉・アイラインなど)
- 心電図などの影響は基本なし
- MRI検査の際は、磁性インクを使用していると熱感が出る可能性があるので、申告をおすすめします
◎ ボディピアス
- 健康診断当日は、金属製のピアスはなるべく外すのが推奨
- 特にX線やMRI検査がある場合は、金属が映り込んだり反応する可能性があるため注意
🏢 職場健診での配慮(職場への伝え方)
職場の健康診断では、他の社員と一緒に受けるため、タトゥーの露出を避けたい人も多いですよね。
✔ 服装の工夫
- 長袖のインナーや薄手のカーディガンで、さりげなくカバー
- 病院側が許可している場合、貼るタイプのタトゥーカバーも便利
✔ 伝え方の例(検査スタッフ向け)
腕にタトゥーがあるため、血圧は反対側でお願いできますか?
胸にタトゥーがありますが、心電図はそのままで問題ないでしょうか?
❓タトゥー×健康診断|よくある質問Q&A
【Q1】タトゥーがあると、健康診断を断られることってある?
→ 基本的に断られることはほぼありません。
健康診断の目的は体の状態をチェックすることなので、タトゥーの有無が理由で「NG」と言われることは稀です。ただし、企業健診や学校健診などで独自のルールがある場合は、事前に確認しておくのが安心です。
【Q2】問診票に「タトゥーあり」と書いた方がいいの?
→ 通常は書かなくてもOK。ただし例外もあります。
タトゥーは病気や症状ではないため、特に書く必要はありません。
でも、皮膚に炎症がある/新しいタトゥーで貼付物が不安などがある場合は、念のため一言添えておくとスムーズです。
【Q3】うっかりタトゥーを見せたくない場合、隠しても大丈夫?
→ 隠してOK!マナーとして気になるなら事前に伝えると◎
検査の妨げにならない範囲であれば、服やカバーで隠して問題ありません。
ただし、心電図や採血で「隠していることで検査に支障が出る」場合は、正直に伝えるのがベストです。
【Q4】新しくタトゥーを入れた直後でも健診に行っていいの?
→ タイミングによっては避けた方がいいです。
タトゥー直後(特に1〜2週間)は皮膚が治っておらず、炎症や感染リスクがあるため避けるのが無難。
回復してからの受診がおすすめです。
【Q5】MRI検査でタトゥーが影響するって本当?
→ 一部のタトゥーインク(特に古いもの)で影響することがあります。
ごくまれに、金属成分を含むインクがMRIで発熱したり、画像にノイズが入るケースがあります。
心配な方は、「MRI検査を受ける予定がある」と伝える+インクの素材がわかれば申告しておくと安心です。
【Q6】アートメイク(眉・アイライン)も申告すべき?
→ MRI検査があるときは申告をおすすめします。
通常の健康診断では影響はほとんどありませんが、MRIを受ける場合は、アートメイクに金属成分が含まれていると発熱の可能性があるため、事前に伝えておくと安全です。
【Q7】職場の健診でタトゥーを見られたくない…。どうすれば?
→ 長袖インナーやカバーで対応OK。必要な検査だけ見せればOKです。
健康診断はあくまで「体のチェック」。ファッションや価値観は関係ありません。
検査に支障が出ないように配慮しつつ、自分の心地よいスタイルで臨んで大丈夫です。
【Q8】ボディピアスはつけたままでもいいの?
→ 基本的には外すのがベターです。
特にX線やMRIなど、金属が反応・映り込む検査ではピアスの着用NGなことがあります。
診断前に外せるよう、着脱しやすい状態で行くと安心です。
💡迷ったときは?
どの項目も、「絶対こうしないといけない」ではありません。
不安なことがあるときは、健診センターやかかりつけ医に事前に電話やメールで相談してみましょう。
「伝えておいてよかった」と思えること、けっこうありますよ😊
📌 あわせて使える:持ち物ミニチェックリスト
✅ まとめ:タトゥーがあっても健康診断は大丈夫!
職場健診では露出対策・さりげない伝え方でトラブル回避
多くの健康診断はタトゥーがあっても受診可能
ただし、肌の状態やインクの種類、検査内容によっては事前申告が安心
新規タトゥー直後は避けるのが無難

