「享有」「所有」「利用」は、教科書やニュース、説明文などでよく見かける言葉ですが、それぞれの違いを正しく説明できる人は意外と多くありません。
なんとなく似た意味だと思って使ってしまい、「どれを使えばいいのか分からない」と悩んだ経験がある方もいるのではないでしょうか。
実はこの3つの言葉は、表している内容がはっきり分かれています。
「享有」は権利として受けられる立場にあること、「所有」は物を自分のものとして持っていること、「利用」は実際に使う行動を表します。
意味を混同すると、文章が不自然になったり、テストやレポートで減点されることもあります。
この記事では、「享有・所有・利用」の違いを、中学生でもイメージできる身近な例を使って分かりやすく解説します。
日本語の使い分けを整理したい方や、基礎から理解したい方はぜひ参考にしてください。
まず結論|3つの違いを一言でいうと
- 享有(きょうゆう):
👉 権利として「受けられる立場にある」こと - 所有(しょゆう):
👉 物を自分のものとして持っていること - 利用(りよう):
👉 実際に使うこと
この3つは似ているけれど、意味ははっきり違います。
① 享有とは?(いちばん分かりにくい言葉)
● かんたんに言うと
「使える権利がある状態」のことです。
● 中学生向けイメージ
選挙権がある年齢になった
→ 選挙権を享有している
(実際に投票しなくてもOK)
● 例
👉 ポイント
「享有」は会話ではほとんど使わず、
法律・教科書・ニュース向けの言葉です。
② 所有とは?(いちばん分かりやすい)
● かんたんに言うと
「自分のものとして持っている」ことです。
● 中学生向けイメージ
● 例
👉 ポイント
③ 利用とは?(行動の言葉)
● かんたんに言うと
「実際に使う」ことです。
● 中学生向けイメージ
● 例
👉 ポイント
3つを並べて比べてみよう
📌 学校を例にすると
| 言葉 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| 享有 | 権利がある | 教育を受ける権利がある |
| 所有 | 自分のもの | 自分の教科書 |
| 利用 | 実際に使う | 教室や図書室を使う |
よくある勘違い
❌「割引を享有する」
⭕「割引を受ける」「割引を利用する」
❌「ゲーム機を享有している」
⭕「ゲーム機を所有している」
👉 享有=なんでも使える言葉ではないので注意!
まとめ|中学生向け覚え方
- 享有=「権利がある(まだ使ってなくてもOK)」
- 所有=「自分のもの」
- 利用=「実際に使う」
もし迷ったら、
これは権利の話?物の話?使う行動の話?
と考えると、正しく選べます。

