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鏡開きとは?意味・由来・時期をやさしく解説【子どもにもわかるお正月行事】

お正月が終わるころに行う行事のひとつに「鏡開き(かがみびらき)」があります。

でも、
「鏡開きってなに?」
「どうしておもちを食べるの?」
と聞かれると、うまく説明できない人も多いかもしれませんね。

この記事では、子どもにもわかるように

  • 鏡開きとはどんな行事なのか
  • いつやるのか
  • どうしておもちを食べるのか

を、やさしい言葉で説明します。

おうちの人と一緒に読んで、お正月の行事をもっと楽しんでみましょう。

鏡開きとはなに?

鏡開きとは、お正月にかざっていた鏡もちを下げて、みんなで食べる行事のことです。

鏡もちは、神さまがいる大切なおもちと考えられています。

そのため、鏡開きは、

  • 「お正月が終わりました」
  • 「神さま、ありがとうございました」

という気持ちをこめて行う行事です。

ただ食べるだけではなく、一年の元気や幸せをお願いする意味もこめられています。

どうして「鏡開き」っていうの?

むかしの人は、「割る(わる)」という言葉をあまりよくない言葉だと考えていました。

そのため、鏡もちを包丁で切ることはしません

かわりに、

  • 木づちなどでたたいて
  • おもちを小さくする

このことを、えんぎのよい言葉で
「開く(ひらく)」 と言ったのです。

だから「鏡開き」という名前になりました。

鏡開きはいつやるの?

一般的には、1月11日に鏡開きをします。

ただし、住んでいる場所によって少しちがいます。

  • 関東(東京など):1月11日
  • 関西(大阪・京都など):1月15日や20日

おうちや地域のやり方に合わせて行えば大丈夫です。

鏡開きではなにをするの?

鏡開きでは、次のようなことをします。

  1. お正月にかざっていた鏡もちを下げる
  2. かたくなったおもちを割る
  3. 小さくして料理にする
  4. 家族みんなで食べる

このとき、「一年、元気にすごせますように」と願いながら食べるのが大切です。

鏡もちでよく作る料理

鏡開きのおもちで、よく作られる料理はこちらです。

  • おしるこ
  • ぜんざい
  • お雑煮
  • あられ・おかき

あまいものが多く、子どもにも人気ですね。

「神さまの力が入ったおもち」を食べることで、元気をもらえると考えられてきました。

鏡開きで気をつけること

子どもと一緒に鏡開きをするときは、いくつか注意があります。

  • かたいおもちは、大人が割る
  • 包丁は使わない
  • のどにつまらないように、小さくして食べる

行事を楽しみながら、安全にも気をつけましょう。

鏡開きはどうして大切なの?

鏡開きは、ただのおもちを食べる日ではありません。

  • お正月に来てくれた神さまにお礼をする
  • 新しい一年を元気にすごす気持ちをもつ
  • 日本のむかしからの文化を知る

こうした大切な意味があります。

行事の意味を知ると、お正月がもっと楽しくなりますね。

まとめ

鏡開きとは、お正月にかざった鏡もちを下げて、感謝の気持ちをこめて食べる行事です。

  • だいたい1月11日に行う
  • 包丁は使わず「開く」
  • 食べることで元気をもらう

日本には、こうしたやさしい意味をもつ行事がたくさんあります。

ぜひおうちの人と一緒に、鏡開きを楽しんでみてくださいね。

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