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【文例付き】偲ぶ会の案内状の書き方完全ガイド|失礼のない文章とマナー解説

イベント

ご家族・企業・団体などが主催する「偲ぶ会」は、故人を心静かに追悼し、思い出を共有する場です。

しかし、参加者を招く立場になると、「案内状の書き方がわからない」「どこまで書けばよい?」「失礼にならない文例が知りたい」と悩む方は少なくありません。

特にビジネス関係者や幅広い年齢層に送る場合には、形式・言葉遣い・マナーに細かな配慮が必要です。

本記事では、偲ぶ会の案内状に使える文例、書き方のポイント、避けるべき表現まで、初めてでも安心して作成できるよう徹底解説します。

■ 偲ぶ会とは?案内状で伝えるべき内容

● 偲ぶ会とは

偲ぶ会は、従来の通夜・告別式とは異なり、より自由な形式で故人をしのぶ集まりです。

企業や友人有志が主催するケースも多く、案内状には丁寧な配慮が求められます。

● 案内状で必ず盛り込むべき項目

以下を明記することで、受け取った側が迷わず参加できるようになります。

  • 故人の名前
  • 偲ぶ会を開催する旨
  • 日時
  • 場所(会場名・住所)
  • 形式(会食の有無・平服での参加など)
  • 発起人(主催者)
  • 出欠返信の依頼・締切日

必要に応じて、故人の略歴、会の趣旨、香典辞退の案内などを加えることもあります。

■ 偲ぶ会の案内状を書くときのマナー

● 1. 忌み言葉は避ける

不幸が重なることを連想させる表現は使用しないのがマナーです。

避けるべき表現例

  • 重ね重ね
  • たびたび
  • 追って
  • ますます

● 2. 宗教色を強く出さない

偲ぶ会は宗派と関係なく行われる場合が多いため、宗教的な表現は控えるのが無難です。

● 3. 季節の挨拶は基本的に不要

案内状はフォーマルな通知文のため、時候の挨拶は入れないことが一般的です。

● 4. 説明は簡潔に、失礼のない表現で

長すぎない文面のほうが丁寧な印象になります。

■ 偲ぶ会の案内状の基本構成(テンプレート)

案内状は、以下の構成に沿って書くと読みやすく整います。

  1. 冒頭のあいさつ(通知)
  2. 訃報と偲ぶ会を行う旨の説明
  3. 偲ぶ会の詳細(日時・場所・形式)
  4. 出欠の依頼・返信方法
  5. 香典・供花に関する案内(必要に応じて)
  6. 締めの挨拶・発起人名

■ 文例付き|偲ぶ会の案内状(基本形)

● 基本の案内状文例

偲ぶ会開催のご案内

このたび、○○(故人名)を偲び、下記のとおり「偲ぶ会」を執り行うこととなりました。
つきましては、生前にご縁のあった皆様にご参集賜りたく、ご案内申し上げます。

記

日時:令和◯年◯月◯日(◯) ◯時◯分より  
場所:〇〇会館(住所:□□□□)  
形式:平服にてお気軽にご参列ください

なお、準備の都合上、誠にお手数ですが◯月◯日までに同封のハガキにてご返信くださいますようお願い申し上げます。

皆様とともに故人を偲ぶひとときを過ごせれば幸いに存じます。

発起人:□□一同

■ ビジネス関係者向けの案内状文例(丁寧・フォーマル)

偲ぶ会開催のご案内

謹啓  
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび〇月〇日に逝去いたしました○○(故人名)を偲び、
下記のとおり「偲ぶ会」を執り行う運びとなりました。

つきましては、生前にご厚誼を賜りました皆様にご参集賜りたく、ご案内申し上げます。

記
日時:令和◯年◯月◯日(◯)  
場所:○○ホテル ○階「○○の間」  
形式:平服にてお越しください  
香典・供花:誠に恐縮ながらご辞退申し上げます  

ご多用のところ誠に恐れ入りますが、出欠のほど◯月◯日までにご返信いただけますと幸甚に存じます。

謹白  
発起人:□□株式会社 代表取締役 △△ △△

■ カジュアルな偲ぶ会向け文例(友人・有志主催など)

偲ぶ会のご案内

○○(故人名)を偲ぶ会を、下記の日程で開催いたします。
生前お世話になった皆様と共に、穏やかに故人を思い起こす時間を持てればと思います。

日時:◯月◯日(◯)  
場所:□□カフェ(△△区△△)  
服装:平服でお越しください  

ご都合がよろしければぜひご参加ください。

■ 香典・供花に関する案内の文例

偲ぶ会では「香典辞退」「供花辞退」を明記するケースが増えています。

● 香典辞退の文例

誠に勝手ながら、香典につきましてはご辞退申し上げます。

● 供花辞退の文例

会場準備の都合上、供花はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

■ 返信依頼の文例(出欠確認)

準備の都合上、誠に恐れ入りますが、◯月◯日までにご返信いただけますと幸甚です。
ご参加いただける方は、お手数ですが同封の返信ハガキにてご回答ください。

■ 偲ぶ会案内状を送るときの注意点

● 1. 送付タイミング

案内状は 開催の1~2か月前 が目安。
早すぎず遅すぎず、予定調整しやすい時期に送付します。

● 2. 宛名はフルネーム・正式名称で

企業宛の場合、会社名・部署名・役職まで明記。

● 3. 会場案内図や服装の注意点を同封すると親切

参加者の負担を軽減し、丁寧な印象を与えます。

■ まとめ

偲ぶ会の案内状は、故人への敬意と、訪れる方への配慮を両立した文章にすることが大切です。

本記事では、基本の書き方からビジネス向け・カジュアル向けまで幅広い文例を紹介しました。

案内状作成の不安を解消しつつ、参列者が迷わない丁寧なご案内を心がけましょう。

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