入学式での「新入生代表挨拶」は、晴れの日の大切なスピーチ。
新入生の気持ちを代表して壇上に立つその瞬間は、多くの人にとって一生に一度の貴重な経験です。
しかし、「どんな言葉を選べばいいのか」「長さはどのくらい?」「感動的に伝えるコツは?」と悩む人も多いのではないでしょうか。
本記事では、中学・高校・大学別に使える新入生代表挨拶の例文と構成ポイントを紹介します。
フォーマルながらも心のこもった言葉で、自信を持って式典に臨みましょう。
新入生代表挨拶の基本構成とマナー
1. 構成の基本(全体の流れ)
新入生代表挨拶は、次の5つの流れで組み立てるのが一般的です。
- はじめの挨拶(導入)
→ 「ただいまご紹介にあずかりました新入生代表、〇年〇組〇〇です」などの定型句。 - 入学の喜びと感謝
→ 保護者・教職員への感謝を込めた表現を。 - 学校生活への期待・抱負
→ 「勉学」「友情」「挑戦」などのテーマを盛り込みましょう。 - 決意の言葉
→ 「一日一日を大切に」「仲間と共に成長する」など未来志向の一文を。 - 締めの挨拶
→ 「最後になりましたが」「これをもちまして」などの言葉で結びます。
2. 挨拶の長さと話し方のポイント
【中学校向け】新入生代表挨拶の例文
ただいまご紹介にあずかりました、新入生代表の○○です。
本日は、このようなすばらしい入学式を開いていただき、ありがとうございます。
私たちは今日から○○中学校の一員として、新しい生活をスタートします。新しい友だちとの出会いや、初めての授業に少し緊張もありますが、これからの三年間で多くのことを学び、成長していきたいと思います。
先生方や先輩方のご指導をいただきながら、仲間と助け合い、笑顔のあふれる学校生活を送れるよう努力してまいります。
最後になりましたが、入学にあたりご尽力いただいたすべての方々に感謝申し上げ、新入生一同を代表して挨拶といたします。令和○年○月○日 新入生代表 ○○○○
💡ポイント
【高校向け】新入生代表挨拶の例文
ただいまご紹介にあずかりました、新入生代表の○○です。
本日は、このような厳粛かつ温かい入学式を開催していただき、心より感謝申し上げます。
私たちは今日、○○高校という新たな環境での第一歩を踏み出しました。中学校とは異なる新しい学びの場で、自ら考え、行動し、責任を持って成長していきたいと思います。
これからの高校生活では、勉強だけでなく部活動や学校行事にも積極的に取り組み、充実した三年間を過ごすことを目標としています。
先生方や先輩方のご指導を大切にし、仲間と共に支え合いながら、一歩一歩前進していきます。
最後になりましたが、保護者の皆さま、そしてこの日を迎えるために尽力してくださったすべての方に心よりお礼申し上げます。
新入生一同、希望に満ちた未来へ向かって努力してまいります。令和○年○月○日 新入生代表 ○○○○
💡ポイント
【大学向け】新入生代表挨拶の例文
ただいまご紹介にあずかりました、新入生代表の○○と申します。
本日は、私たち新入生のためにこのように盛大な入学式を挙行していただき、心より御礼申し上げます。
私たちは今日から、○○大学という学び舎の一員として、新たな人生の章を歩み始めます。
高校までとは異なり、自ら学び、考え、行動する姿勢が求められる大学生活。
これからの4年間、専門分野の知識を深めるだけでなく、仲間との出会いを通して多くを学び、人として成長していきたいと考えています。
社会に貢献できる力を身につけるため、失敗を恐れず挑戦を続けていきます。
最後に、私たちを支えてくださったご家族、そして日々学生の学びを支えてくださる教職員の皆さまに深く感謝申し上げ、新入生代表の挨拶とさせていただきます。令和○年○月○日 新入生代表 ○○○○
💡ポイント
感動を生む挨拶にするための3つのコツ
- 「自分の言葉」で書く
テンプレートをそのまま使うより、自分の体験や想いを一言入れると印象が大きく変わります。 - ポジティブな言葉を選ぶ
「努力」「挑戦」「夢」「感謝」など、明るく前向きな言葉が好印象を与えます。 - 文のリズムを意識する
1文を短く区切り、聞き取りやすいテンポで構成しましょう。
例:「新しい出会いを大切にし、一日一日を丁寧に過ごしていきます。」
まとめ
新入生代表挨拶は、入学式という晴れ舞台で自分の決意を伝える貴重な機会です。
大切なのは「完璧に話すこと」ではなく、感謝と希望の気持ちをまっすぐに伝えること。
学校ごとの雰囲気に合わせて言葉を選び、堂々とした姿勢で臨みましょう。
緊張しても大丈夫。あなたの真心が伝われば、それが最高のスピーチです。
