アイドルや声優のライブ、フェスや舞台応援で欠かせない「光り物」。
よく耳にする サイリウム と ペンライト は似ているようで実は別物です。
「違いがよくわからない」「どっちを持っていけばいいの?」と迷う人も多いでしょう。
本記事では、サイリウムとペンライトの違いをわかりやすく解説し、ライブごとの選び方やおすすめの使い分けシーンをご紹介します。
これを読めば、次の現場で迷わず“推しカラー”を振れるようになります。
サイリウムとは?
特徴
- 化学発光式:袋を折り曲げると中の薬剤が混ざり、発光が始まる。
- 使い切りタイプ:点灯したら数時間で光が消える。再利用不可。
- 軽量で安価:1本100〜300円程度と手軽に入手できる。
- 発色が鮮やか:一度きりの強い発光でライブの雰囲気を盛り上げやすい。
メリット
- コストが安く大量に持ち込みやすい
- 照明が落ちた瞬間の一斉点灯は圧巻
- 電池切れや操作ミスの心配なし
デメリット
- 使い捨てなのでエコではない
- 光量・発光時間に限界がある
- 色を変えられない(単色のみ)
ペンライトとは?
特徴
- 電池式/充電式:スイッチで点灯・消灯、繰り返し使用可能。
- 色切り替え機能:多色タイプ(カラーチェンジ)が一般的。
- 耐久性あり:1本を長期間使える。
メリット
- 色を切り替えられるので、曲や推しに合わせて使い分け可能
- 光量が安定しており長時間使える
- コンサート公式グッズとして販売されることも多い
デメリット
- 価格が高い(2,000〜5,000円程度)
- 電池切れや故障のリスクあり
- 一部会場では「公式以外のペンライト禁止」ルールがある
サイリウムとペンライトの違いまとめ(早見表)
| 特徴 | サイリウム | ペンライト |
|---|---|---|
| 発光方法 | 化学発光(使い切り) | 電池/充電式(繰り返し使用可) |
| 色 | 単色のみ | 多色切り替え可 |
| 光の強さ | 短時間で強く光る | 安定した光量で長持ち |
| 価格 | 安価(100〜300円) | 高価(2,000円以上) |
| エコ性 | ×(使い捨て) | ○(長期利用可能) |
| 主な用途 | 瞬間的な盛り上げ・大量使用 | 推し色応援・公式グッズ利用 |
ライブでの選び方
サイリウムが向いている場面
- 「一斉に光らせる」演出(アンコール・サプライズ企画など)
- 大量に配ってファン同士で一体感を出したいとき
- 発色の鮮やかさを重視したいとき
ペンライトが向いている場面
- アイドル・声優ライブなど「推しカラー」が存在する公演
- 曲ごとに色を変えて演出を楽しみたいとき
- 公式グッズとして販売されている場合(規制に対応できる)
おすすめシーン別の使い分け
- アイドルライブ → ペンライト(多色切り替えで曲に合わせる)
- フェス・野外イベント → サイリウム(大量に振って盛り上げ)
- 舞台応援・2.5次元ライブ → 公式ペンライト(運営指定色を尊重)
- サプライズ企画 → サイリウム(統一色で客席を染めると効果的)
まとめ
サイリウムとペンライトは見た目は似ていますが、**「単色で一度きりのサイリウム」と「繰り返し使えて色が変わるペンライト」**という明確な違いがあります。
どちらを選ぶかはライブのスタイルやルール次第。演出を最大限楽しむには、事前に会場の規定を確認し、シーンに応じて賢く使い分けることが大切です。

