昔からお弁当やおやつの定番として親しまれてきた「魚肉ソーセージ」。
手軽で安価、常温保存できる便利さから、常備している家庭も多いのではないでしょうか。
しかし「食べ続けても大丈夫?」「添加物や塩分は体に悪くない?」と不安に感じる声もあります。
そこで本記事では、魚肉ソーセージの 栄養と健康リスク(添加物・塩分) を整理しつつ、安心して食べるための 選び方と工夫 をご紹介します。
魚肉ソーセージの基本と魅力
- 主原料:すり身(スケトウダラやホッケなど)、でん粉、植物油
- 栄養面の特徴:
- たんぱく質が手軽にとれる
- DHA・EPAなど魚由来の栄養素を含む場合も
- 保存性が高く、冷蔵庫がなくてもOK
➡ 忙しい人や子どものおやつとして重宝される一方、「加工食品ならではの注意点」も存在します。
リスク① 添加物
魚肉ソーセージには以下のような添加物が使われることがあります。
- リン酸塩:弾力や保水性を高める目的。過剰摂取でカルシウム吸収を阻害する可能性。
- 発色剤(亜硝酸ナトリウム):色を鮮やかに見せる。高温調理や大量摂取はリスクとされる。
- 保存料・酸化防止剤:保存性を高めるため。ただし国の基準値内で使用されているため通常量では問題なし。
➡ 「毎日・大量に」食べなければ大きな害はないとされますが、添加物に敏感な人や子どもには注意が必要です。
リスク② 塩分
- 魚肉ソーセージ1本(70g前後)に含まれる塩分は 1.2〜1.5g 程度。
- 成人の1日食塩摂取目標(厚生労働省):男性7.5g未満、女性6.5g未満。
➡ 1日数本食べると、食塩摂取量が簡単にオーバーする可能性があります。特に高血圧や生活習慣病が気になる人は要注意。
リスク③ 脂質・カロリー
- 魚肉ソーセージは揚げ物や菓子類ほどではないが、でん粉や油も含むため カロリーは1本100kcal前後。
- 運動不足の人が間食として頻繁に食べると、カロリー過多につながることも。
安全に食べるための工夫
1. 食べる頻度をコントロール
- 「毎日1本以上」より「週に数回」程度が安心。
- おやつや軽食の補助的な立ち位置に。
2. 選び方のポイント
- 無添加タイプ:「保存料・発色剤不使用」と表示された商品を選ぶ。
- 減塩タイプ:最近は塩分を30〜40%カットした商品も登場。
- 原材料チェック:「魚肉」「植物油」「でん粉」が主で、添加物が少ないものを選ぶ。
3. 調理・食べ合わせで工夫
- 野菜や海藻と組み合わせて栄養バランスを整える。
- 塩分の多いおかずと一緒に食べすぎない。
- そのまま食べるより、炒め物やスープに加えると満腹感UP&食べ過ぎ防止。
まとめ
魚肉ソーセージは手軽で栄養もある便利食品ですが、添加物・塩分の摂りすぎ がリスクになり得ます。
- 毎日大量に食べるのは避ける
- 無添加・減塩タイプを選ぶ
- 野菜や主食と合わせてバランスをとる
適量を守れば、安心して日常に取り入れられる食品です。
上手に選んで、便利さと美味しさを楽しみましょう。