毎年、桜が咲く前に繰り広げられる巣立ちの儀式。
悲しくもあり、目出たくもあり、見送る側も巣立つ側も、共に感動深いセレモニー。
そんな二度とない場面に相応しい、美しい花と花言葉を添えて気持ちを表す人は多いものです。
そこで、どんな人にどんな花言葉が似合うのか、価格がどれくらいなのか、そこら辺をまとめてみましたので、ご参考にしていただけると幸いです。
卒業式にふさわしい花一輪
花一輪を一人ひとりに手渡していく。
卒業式には、そんな光景があちらこちらで見られますね。
多くの場合、先生や後輩から卒業生に向けての手軽扱えるギフトとして知られてます。
特に、ひとりで複数の人たちに贈るのに選ばれる方法ですが、個人にだって十分に思いが伝わるオススメの表現手段です。
それに、他の手荷物の邪魔をしない程度のサイズですから、例えば電車で移動する時でもほとんど影響が無いのも良い点になりますね。
このなんとも可愛らしい花一輪、別の呼び方では「一輪花」、お花屋さんの業界用語では「一本巻き」とも呼ばれている、とてもポピュラーなお花のギフトです。
一輪花の買い方
ですので、どこのお花屋さんでも手軽に買うことができますし、当然ラッピングもしてもらえます。
それでも、大量の一輪花になるとその場ですぐに対応できる保証はありませんから、購入の1~2週間前には予約を入れておくと確実に手に入れることができますので、これは必ず覚えておきましょう。
また、ラッピングOKのネットショップを探して大量注文するのも良い方法ですね。
で、気になる1本あたりの価格なんですが、もちろんお花の種類や季節によっても違いますし、販売店でも差があるのもですから、一概には言えるものではありません。
それでも、目安としては、大体100円~300円ぐらいが一般的な価格のようです。
そこで注意したいのが「ラッピング込みでいくらなのか?」ということ。
お店によってサービスだったり、別料金のところもありますから、最初に確認しておきたいポイントですね。
卒業式にふさわしい花束
一輪花とは違って、複数の花を束ねて贈るのが「花束」ですね。
その花束には大きく分けて2つの種類があります。
丈の短い「ブーケタイプ」、もう一つは丈の長い「通常の花束」です。
個人的に贈るなら「ミニブーケ」
一輪花よりもボリューム付けたいなーぐらいでしたら、同じブーケでも手のひらサイズの「ミニブーケ」がオススメです。
個人として贈るのには最適で、価格も1,000円~2,000円ぐらいのものが多いですから、手軽に贈れる花束としてとても人気がありますよ。
みんなで贈るなら「通常の花束」
今度は、先生や部活の先輩などにみんなでお金を出し合って贈る場合、そんな時には「通常の花束」がオススメです。
3,000円~5,000円ぐらいなら、十分に堂々とした立派な花束を贈れます。
両手で大きな花束を斜めに抱える姿がとても感動的ですよね!
卒業式に贈りたい花
では、ここから卒業式に贈りたい花を個別にご紹介していきます。
それぞれ大よその1本単価と花言葉、込める思いの例も記載していますので、参考にしてみてくださいね。
ガーベラ
・1本 150円~300円
・赤のガーベラの花言葉の花言葉には、「前向き」「チャレンジ」といった意味があります。
・卒業を迎えてこれから旅立つ人へ「エネルギッシュに活動して欲しい」という思いを込めて贈りたい花ですね。
・白のガーベラの花言葉には、「希望」「純潔」といった意味があります。
・これから迎える新生活に「胸ふくらませて突き進んで欲しい」といった思いを込めるのが良いかもしれませんね。
・オレンジのガーベラの花言葉には、「冒険心」「我慢強さ」といった意味があります。
・これから進んで行く世界でも「未知の物事に果敢に挑んで欲しい」と願いつつ贈り届けたいものです。
スイトピー
・1本 100円~200円
・赤いスイートピーの花言葉には、「門出」「優しい思い出」「別離」といった意味があります。
・「あなたがいなくなるのは寂しいけど、それよりも、頑張ってネ!!」こんな感じで別れを惜しみつつも、新生活に向けて背中を押してあげましょう。
チューリップ
・1本 200円~300円
・ピンクのチューリップの花言葉には、「博愛」「思いやり」「幸福」といった意味があります。
・「これから出会う人々にも、愛し愛されますように」そんな周囲との融和を願って贈りましょう。
バラ
・1本 350円~500円
・ピンクのバラの花言葉には「感謝」といった意味があります。
・お世話になった先生や先輩にふさわしい花言葉ですので「ご指導をいただき、ありがとうございました。」こんな気持ちを伝えるのには最適な花ですね!
・オレンジのバラの花言葉には「絆」といった意味があります。
・「これからもずっと継っていたいです」という、別れの場面だけども結びつきを確認したい人に贈るといいですよね。
・白のバラの花言葉には「尊敬」といった意味があります。
・「あなたのようになりたい、見本にしたいような人」と、あなたが素晴らしさを認めている人に贈るのが最適です。
フリージア
・1本 150円~300円
・紫のフリージアは「憧れ」といった意味があります。
・普段から「なんて素敵なんでしょう」という人に向けて、募る想いを伝えてみましょう。
ラナンキュラス
・1本 200円~300円
・赤いラナンキュラスの花言葉には「魅力に満ち溢れている」といった意味があります。
・「いつでもどこでも、ずっと輝いていてね」と、巣立つ前の不安を吹き飛ばすのにピッタリの花ですね。
まとめ
一輪花にせよ、花束にせよ、贈るあなたの気持ちがこもっていれば、それは最上級のギフトになるのです。
受け取る側の先生や先輩も、そんな一生に一度しか味わえない瞬間を、ずっと忘れられない大切な思い出として深く胸に刻むに違いありません。
そんな希少なセレモニーに、そっと花言葉を潜ませて贈るあなた。
何だか胸キュンしちゃいそうな、とてもウルウルなシーンがまぶた裏のスクリーンに浮かんできませんか?
さぁ卒業式、あなただけのとっておきのドキュメンタリー映画にクランクイン!
…と、かなり臭い終わり方にしてみましたけど(汗)。。
今回も、ご拝読ありがとうございました。m(__)m