コンビニは手軽に買い物できることや、各種公共料金の支払い、品揃えの豊富さからも無くてはならない存在になっています。
たとえば、セブンイレブンはネットショッピングがあることで便利に利用することができ、ファミリーマートは全国最大規模のコンビニエンスストアとして地域に密着した便利さを追求しています。
また、ファミリーマートでは、多数の加盟店があるTポイントカードを中心にして、ファーストフードやスイーツなどの種類の豊富さ、イーネットとゆうちょ銀行の業務提携とますます便利に利用できるようになりました。
とくに、地方では高齢者の方が利用することも多くなり、より一層地域に根差したコンビニとして他社にないサービスを提供し続けています。
今回は、ファミリーマートについてお話していきます。それでは、各項目ごとに詳しく見ていきましょう。
Contents
ファミリーマートの店舗数や特徴について
近年では、コンビニが密集している地域を多く見かけるようになりました。
たとえば、セブンイレブンやファミリーマート、ローソンなどが50m間隔ほどで密集しています。
これは、一見無駄なようにも思いますが利用する側にとってもメリットがあります。
それぞれの店舗には他社にない強みがあり、互いに競争しあうことでそれぞれがより良い店舗へと成長します。
それが1店舗だけでは、独占できることからやりたい放題になってしまう恐れがあります。
つまり、互いの相乗効果を期待しての密集ともいえます。
そのため、利用する側にとっても、どの店舗を利用しても行き届いたサービスを感じることができます。
ところで、ファミリーマートの店舗数が増えたように思いませんか?
ファミリーマートはサークルKサンクスやココストアなどと合併したことで店舗数が増加しました。
合併したことで、順次「ファミリーマート」へ看板を変えているため急激に増えています。
また、地方など地域との連携も強いため、日本全体でみれば勢いよく店舗を増やしているのも事実で、それがよく見かけることへもつながっています。
コンビニ全体を見ても、サービスでの違いがなくなりつつあるため、既存の店舗にもテコ入れを念入りにするなど他社との違いを出すように努めています。
ここからは、ファミリーマートの店舗数をみてみましょう。
(2018年4月30日現在)
《国内店舗数》
・北海道 234
・東北 1263
・関東 5668
・甲信越 537
・北陸 587
・東海 2990
・関西 2702
・中国 742
・四国 563
・九州、沖縄 1828
《海外店舗数》
・台湾 3189
・タイ 1107
・中国 2301
・ベトナム 159
・インドネシア 94
・フィリピン 65
・マレーシア 42
合計 24071店舗
現在、国内、海外をあわせた店舗数はこのようになっています。
とくに国内の店舗数は、サークルKサンクスの店舗が付け加わったことで急激な増加の傾向がみられます。
最後に、ファミリーマートの強みは、パスタやデザート、飲料、フライドチキンなど味へのこだわりが強いことがあげられます。
その他、ファミマTカードやTマネーも大きな強みのひとつになります。
公共料金の支払いのほかに、クレジットで支払うことでポイントを貯められ、自動車税の支払いとして利用される方も多く見かけます。
コンビニ業界再編の動きが激しい中で、ファミリーマートはその中心であるように思います。
ファミリーマートの人気メニューランキングTOP3
これから暑い時期を迎えるにあたり、ファミリーマートでは冷やしそばや冷やしうどん、各種野菜サラダに力を入れています。
また、コーヒーフラッペ、バナナジェラートなど素材にこだわった商品や、ギフトカードのキャンペーンと夏に向けての新商品やサービスも目立ちます。
とくに、今週の新商品では、男飯ねぎチャーシューや直巻炙り焼たらこなどのおむすび、野菜たっぷり五目中華丼や和風ハンバーグ弁当などのご飯ものを筆頭に、全粒粉サンドイッチ、白いチーズクリームパン、たまご蒸しパンなどのパン類、ナポリタンやオクラの和だしジュレサラダ、豆腐チャンプルーなどおかずやおつまみなど広範囲にわたって新商品が投入されています。
ここからは、各種人気商品をランキング形式でみてみましょう。
(スイーツ、デザート)
①しっとり濃厚ショコラスフレ
②デビルズチョコケーキ
③宇治抹茶パフェ
(サンドイッチ、パン)
①たまごドック
②宇治抹茶のチョコデニッシュ
③ブルーベリーとクリームチーズのフランスパン
(めん、パスタ)
①明太子スパゲティサラダ
②冷やしおろしそば
③生パスタサーモンのクリームソース
(惣菜)
①おつまみグリルチキンゆず七味風味
②ゆでたまご パック1個
③RIZAPサラダチキンバー レモン
(おにぎり、手巻寿司)
①スーパー大麦 枝豆こんぶ
②スーパー大麦 梅ゆかり
③半熟煮たまごと鶏めしおむすび
(寿司、お弁当)
①ツナマヨごはん
②唐揚げマヨ巻
③鶏そぼろ弁当
(ホットスナック)
①三賊焼
②ファミチキ だし旨醤油味
③いももちチーズ
(スープ、味噌汁)
①7種野菜とキヌアのミネストローネ
②野菜とウインナーのコンソメポトフ
③5種野菜と蒸し鶏のフォースープ
(ドーナツ)
①ダブルチョコオールドファッションドーナツ
②メープルケーキドーナツ
③クッキーとデニッシュのベイクドドーナツチョコ
(ドリンク、カップ)
①プレーンヨーグルトドリンク
②クリーミーラテ
③バターコーヒースイート
(コーヒー)
①リッチフラッペマンゴー
②チョコレートフラッペ
③ギャラクティカグレープフラッペ
(アイス)
①ケンズカフェ東京 ショコラバー
②ワッフルコーン 北海道ミルクバニラ
③北海道産 練乳のいちご氷
各商品、このようなランキングになっています。
ファミリーマートは、この時期各種フラッペの数量限定商品などを含め、割引キャンペーンを行っています。
また、夜割として深夜のおつまみや総菜の割引サービスも行っています。
電子マネーでの支払いを指定されたときのレジの操作方法
最近では、コンビニに限らず支払方法も多様化しています。
まだまだ現金での支払いも多いですが、決済のスピーディーさから電子マネーでの支払いが浸透しつつあります。
ここでは、お客様から電子マネーでの支払いを指定されたときのレジの扱い方をみてみましょう。
①レジキー左側にある「ポイント、電子マネー支払い」を選択します。
②画面が切り替わるので、指定された支払い方法を選択します。
③カードをタッチする機械がONになるので、お客様にタッチしていただきます。
④正常に支払いが完了した場合は、客層ボタンを押すことでレシートが出ます。
⑤チャージ残高不足などにより、支払いができなかった場合は「不足分他支払い」と
「全額他支払い」というボタンがでるので、お客様に確認のうえ対応します。
「不足分他支払い」の場合ですが、ボタンを押したあと再度タッチしてもらい残りを現金でなどでいただきます。
また、併用できない支払い方法もありますので、マニュアルを確認されることをおすすめします。
次に「全額他支払い」の場合ですが、画面が戻りますのでその他の方法で支払っていただきます。
また、ここで割り込み登録を使うことでチャージすることも可能です。
このように、電子マネーでの決済は、支払う側にとっては手軽でスピーディーに済みますが、レジでは複雑な操作が行われています。
とくに、電子マネー関連の操作は、間違えてしまうと修正に時間がかかるため、しっかりマニュアルを確認して意識しながら操作を行うことが大切です。
支払い方法が多様化することで、便利にはなりますが店側とくに従業員の方にとっては負担が増えるように思います。
ファミリーマートの利用可能な決済サービスとTマネーについて
最近では、電子マネーでの支払いが手軽になったため多くの方が利用するようになりました。
とくに財布を持つ煩わしさや小銭を出す煩わしさから解放され、スマートフォンだけで決済できることがメリットです。
ところで、ファミリーマートで利用可能な決済サービスには、どのようなものがあるのでしょう。
また、ポイントを利用する方にとっては、Tマネーも気になるところだと思います。
(ファミリーマートで利用可能な決済サービス)
・Tマネー
・Apple Pay
・楽天Edy
・WAON
・ユニコ
・iD
・QUICPay
・PiTaPa
・各種交通系電子マネー(Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)
・クレジットカード(JCB、Visa、MasterCard、アメリカンエキスプレス、ダイナースクラブ、UnionPay、新韓カード、ディスカバーカード)
・電子食事カード
・クオカード
・ユニファミリーマートグループ商品券
(Tマネーについて)
ファミリーマートが力をいれているTマネーについて紹介します。
Tマネーは、現金が不要でスピーディーに買い物できるところはその他の決済サービスと変わりませんが、現金やクレジットカードではたまらないタバコの買い物でポイントが貯められます。
また、通常のポイントとは別にショッピングポイントももらえるため、貯まりにくいTポイントもTマネーなら貯まりやすくなります。
さらに、現金やクオカード、Tポイントとも併用可能で、1000円からのチャージが可能です。
しかし、支払いができない商品やサービスもあります。
たとえば、公共料金の各種支払い、チケットを除いたFamiポート取扱商品、サービス、プリペイドカード類(Amazon、iTunesなど)宅急便などです。
その他取り扱いできないものもあるので、詳しくは確認することをおすすめします。
もう一つ、電子マネーやクレジットカードの利用で注意点があります。
電子マネーやクレジットカード類の返金、キャンセルについてですが、基本的には現金での返金はできません。
これらの返金やキャンセルの作業は、本部が取り消しをすることで返金作業はできますが店長などではどうにもできない問題となっています。
また、本部での返金処理後、Tマネーにて返金されます。
ただし、店員が代金を受け取って清算する前ならチャージのキャンセルは可能です。
ファミリーマートの店舗について
基本的には、ファミリーマートの直営店はごく僅かで、ほとんどがFC店舗(フランチャイズ)になります。
ファミリーマート全体でいうと、96%ほどがFC店です。
そのため、直営店で店長になることは難しく、まずは新卒か転職などでファミリーマート本部に入社することになります。
その後、昇格試験や面談というステップを踏みます。
直営店の店長とは、オーナー店の担当になることで経営の相談や指導するための研修の通過点ともいえます。
次にFC店ですが、あくまでも店主がその店のオーナーであり、看板を借りることで商品やノウハウを提供してもらいます。
したがって、一定のフランチャイズ料を運営会社に払うことになります。
また、FC店の大変なところとして、一定の売り上げをあげないと契約を切られたり、商品のラインナップを自由にできないことがあります。
賞味期限直前の商品の値引き問題や、それに伴う廃棄の問題と本部からの指導の厳しさからがんじがらめな状態が現状です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、ファミリーマートについてお話しました。
ファミリーマートに限らず、コンビニは立地条件が全てですが、現状では既に飽和しているように思います。
そのため、新たなサービスを取り入れることで業績を伸ばす努力をしています。
そう考えると、既存の状態に満足することなく、どんどん新しいことに挑戦していくフットワークの軽さがコンビニ業界の強みのように思います。
ただし、現状の飽和気味の状態をみるに、どこかが飛びぬけて躍進することは難しいと感じます。
最近では、小規模なチェーン店が吸収、統合されていますが、各社成長ではなく現状を維持することが精一杯のように思います。
また、人員の確保も困難になってきているため、アルバイトなどの賃金も上昇傾向にあり経営するうえでは人件費の問題が大きくのしかかってきます。
その中でも、ファミリーマートは新たなサービスを積極的に導入することで、その他コンビニ各社との違いを出す努力をしています。
そういう意味では、合併などで地域に密着したサービスを提供できていることが強みでもあるといえます。
ファミリーマートについて知りたい方は、今回の記事を参考にしてみてください。